晴天の霹靂

びっくりしました

読書

総裁選読書祭りvol.3 ~高市氏、枝野氏

どうも立候補者は3人に絞られてきたようだということで、賑やかになってるんだか地味になってるんだかよくわからない総裁選の読書祭りvol3です。 みんなでどれが勝ち馬なのかを計算しあって右往左往する様をあと二週間見続ける奇祭。面白いけどなんだこれ。…

総裁選読書祭りvol.2 ~石破氏、野田氏

総裁選読書祭りvol2です。 rokusuke7korobi.hatenablog.com 今回読んだのは、たぶん政治家としてもっとも著作の多い部類であろうと思われる候補者候補(?)の石破茂氏と野田聖子氏です。 今回の総裁選挙に向けて改めて出版された著作でこそないけども、た…

総裁選読書祭りvol.1 ~岸田氏、河野氏、下村氏

なにやら政権与党の方で祭りをやっているらしいので、昨今はその読書週間を開催しております。 まずはこの機会に出版された3冊。 岸田文雄氏 岸田ビジョン 分断から協調へ 作者:岸田文雄 講談社 Amazon 東大受験に3回失敗したエピソードが味わい深い。 身…

『新時代に生きる「道徳哲学」』~私的オリンピック読書総括

オリンピックが終わったとたん急激に涼しくなって、すっかりマラソンでも競歩でも快適にできるであろう気温になった。 わずか数日の差で100年に一度の熱波に遭遇してしまうあたりが今回の五輪が「何か持ってた」所以だったのかもしれない、 さて、オリン…

北国の熱帯夜、明けて女子マラソン

今日も暑い。 30度を超えてくる午前9時あたりから「あっちーなー」という単純な文句が口の端からダダ漏れるばかり。 今日も今日とてアイスノンは凍らない。 内々心配していたオリンピックマラソン競技は、急遽一時間繰り上げて6時のスタートになっていた…

真夏日は野次馬をするにも体力がいる

【今日のオリンピック観戦】 オリンピックのハイライト集の中に「大人気!増田明美さんの詳しすぎる陸上解説」という特集があったので見てたんです。 そしたら女子中距離選手の解説で「今日のお昼はカレーとおにぎりとカステラだったみたいです」と言ってお…

『コロナとオリンピック』 ~ざまあみろを超えてゆけ

今年の札幌は97年ぶりと言われる猛暑で、年齢に不足のない私にしたところで経験したことがない暑さ、死にそう。 北海道の一般家庭のエアコン普及率はおよそ四割だそうだ。 頭にアイスノンをあてがって本を読む以外の活動が一切不可能となる時間帯が、どう…

憧れのあの子はやり投げ競技場にいたのでした

【今日の観戦記】 女子やり投げのハイライトですごくいいものを発見しました。 オリンピックでもない限りあまり目にしない競技なので「なかなか変わったものだな」なんて思いながら、漫然と画面の中を見ていたのです。 すると、選手が投げ終わったあと、大変…

時々飛び込む例のアレ 男子板飛び込み

【今日の観戦】 NHKオンラインを開いてみたら男子飛び込みを、解説もなしにただ配信しておりました。 競技会場の音しか聞こえない淡々とした映像を 「へー、こういうのもあるのか」 と思ってしばらく見ていました。 静かな中、いきなり誰かがしぶきと共に水…

アスリートじゃなくてもみんな頑張って生きているのだ

【本日の巷】 記録的な猛暑とやらで、今日も大変暑いのです。 ただでさえ混んでいる夕方のスーパーで、みんないい加減うんざりしているレジの行列に並んでいたときの事です。 閉まっていたレジに、店員さんがやってきてあけてくれました。 「次のお客様どう…

『政治家の覚悟』~五輪種目のひとつとしての会見

なんと言っても今日のハイライト競技はこれであろうということで首相会見を観戦しておりました。 「テレビ観戦」と「ワクチン」という2語で一時間乗り切ったら勝ち、というルールであるらしいということがだんだんわかってきたころに終わってしまったのだけ…

『オリンピック秘史』~わたしが払って、あなたが儲ける

見慣れない運動競技が色々あるので「へー」とか「ほー」とか言いながら見る日々です。 昔から比較的見慣れているはずなのに、久しぶりに目にして平気でいられなかったのが重量挙げ。 オリンピックでもない限りなかなか目にしないとはいえ、オリンピックのた…

『ブラックボランティア』~オリンピック、素直に見る人見ない人

近所に大きな公園があるのでよく散歩に行っております。 広い芝生で、キャッチボールする人、フリスビーする人、読書する人、犬の散歩をする人、スケートボードをする人などなど、実にのんきな良い広場。 今日も今日とて歩いていたら、やけにちょこまかした…

『オリンピック・マネー』 ~観ても読んでも興味深い東京五輪

五輪やってますね。 配信サイトを開いたときに何らかの競技のライブ中継をやっていれば、一応どんな感じなのか再生してみる、くらいは楽しんでおります。 個人的に今回の流れでのオリンピック開催に釈然としないことと、一流アスリートの競技が見られる祭り…

『1984年』~どのゴールに向かって誰が何をどうしたものやら

道を歩いていたら向こうからジョギングしてくる男性がいる。 きゅっと口を引き結んだ表情で走っているのがすれ違いざまうっすら印象に残った。 と、思ったら通り過ぎてから後ろでプハッと声がした。 すれ違った瞬間の映像を頭の中でリプレイすると、そうそう…

『竹中平蔵 市場と権力』 ~スターウォーズが倍楽しくなる一冊

なぜ今それなのか、と言われても思い出さないのだが『スターウォーズ』シリーズ(ジョージ・ルーカス時代)を見直している。 「色々言っても、わたしは戦争もSFもでっかい宇宙船も、そんなに興味ある方ではないけどね」 と今までは思ってきていたものだが、…

『人新世の「資本論」』 ~家の近くに森林公園があれば結構しあわせなので

最近、巷で色々と話題の『人新世の「資本論」』、大変おもしろかったです。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤幸平 集英社 Amazon こういう本はアマゾンのレビュー欄が大変おもしろいですよね。 「人新世」っていう、別ジャンル(地質学)の新しい…

箸が届かない麦茶パックを取り出す方法~ポットの底の科学文明

ことしは丸粒麦茶を飲んでいます。大変うまいです。 はくばく 丸粒麦茶 30g×30袋 はくばく Amazon 色々試した結果「1.4リットル入る耐熱ガラスのポットにパックを入れて熱湯をそそぎ、4時間くらいで取り出して冷蔵庫に入れる」という淹れ方に落ち着きました…

『怖い俳句』 ~怪談の木を突然発見

『怖い俳句』という本が好きで、時々読んでいる。 ひとつひとつ完結して短いし、どれから読んでもいいから、ぱっと開いて適当に「刺さる」一句を拾い出して 「いったいこれはどういうことだ」 と悶々として楽しむのにうってつけの句集なのだ。 怖い俳句 (幻…

『ゲーム・オブ・スローンズ』season2 ~都知事がいっぱいいる霞が関

今さらだけど熱烈に見ている『ゲーム・オブ・スローンズ』、シーズン2まで見終わりました。 入り乱れて過ぎて誰が誰やらすぐわからなくなるんですが、本来、こういう複雑な登場人物相関図が苦手な私が、わからなくなったら何度でも原作本でもどって確認しつ…

「そういうお前は誰なんだ」~キム・ジヨン、ティリオン・ラニスター、サルトル

くさくさするので近所の神社へ行った。 おみくじを引く。 おみくじって、せっかく引いても「大吉」とか書いてあるところしか読んでいない人が多いようであるけれど、一番おもしろいのはその上に書いてある、どうとでも意味の取れる和歌だと思う。 なんだかモ…

今さらながらの『ゲーム・オブ・スローンズ』と『氷と炎の歌』

2021年にもなって恥ずかしげもなくいいますが、『ゲーム・オブ・スローンズ』っていう海外ドラマ面白いですね。 むしろ今。 冬の訪れ 発売日: 2015/11/16 メディア: Prime Video 何年前でしたか、えらい話題になってそりゃあ面白い面白いって話題沸騰してた…

『生きるとか死ぬとか父親とか』さらにうちの父親とか。

美容室へいったら、もう何年も懇意にしてもらってるおとぼけ美容師(推定50歳前後・美女)が 「三週間前に突然母が亡くなったんですよ」 という話をしはじめた。 そういうスナック感覚とも言い難い話を美容師さん側からふるのも結構変わってるような気はす…

『百年の孤独』~なぜ地味な世界に突如派手なものが出現するのか

着々と日が長くなり、昨日まで何もなかったところに植物が芽吹く。 日ごとに生命に刮目する季節がやってくる。 そもそもおかしいと思うのだ。冬の間は空気も灰色かったし、雪の下からやっと出てきたぬかるみは黒っぽい茶色だし、雪解けの水だって泥の色だ。…

『幽霊列車レストラン』 ~猫が最後に乗る列車

世界中のあらゆる猫は、最後の瞬間に列車に乗るのだということを、昨年自分の猫を亡くしたときにほぼ確信しまった。 いい年してファンシーなことを言って人を煙に巻こうとしている、というわけでもない。あの特別なひと区切りの時間。「こちら」から「あちら…

ネギ畑への唐突な挿し木 ~『秘密の花園』願望を推し進める

グラスに活けていた雪柳の枝は、あきれるほどの勢いで一気に蕾から満開になったあと、それこそ雪の降るような勢いで猛然と散った。 「これこれ君たち、室内であまり自由奔放に舞い散ってはいけないね」と思ったわたしは、新しく小さな花束を買った。ピンクの…

『クララとお日さま』~世界についてなにか大事なことを知らされてないかもしれない不安

わたくし、kindleを持っているのですが、 3月2日は朝から電源いれるたびに 「カズオイシグロの新作出たよ?買わないの?今日、世界同時発売日だよ」 と言いに来るんですよね。 「いや、他に読まなきゃいけないものいっぱいあるし、まだいいよ」 と思ったんで…

『アンという名の少女』 ~老人血まみれ成長譚

Netflixで『アンという名の少女』season1を観ております。面白い。 不朽の名作をドラマ化『アンという名の少女』予告編 子どもの頃に読んだ本を違う世代になってから読み返すと、感情移入する人物が変わっていてまた新鮮に楽しめる、というのはよくあること…

桃の枝を買う ~花もいいが枝もいい

今週のお題「雛祭り」 桃の節句が近いので、花売り場にたくさんの桃の枝が出ている。正直言うと、梅だか桃だかよくわからないのだが、菜の花やあやめとセットにされているところから類推するに、きっと節句用の桃であるような気がする。いや、本当のところは…

『ラブリィ!』 ~世界のヤマモトには深く反省してもらいたいのもさることながら

最近児童文学をせっせと読んでいるのであるが、中でも「おお、これはっ」と思った一冊。 なんか装丁と中身に乖離があるような気がしてもったいない。 ラブリィ! 作者:吉田 桃子 発売日: 2017/06/21 メディア: 単行本 映画を作ってる14歳の少年の話なのだ。 …