晴天の霹靂

びっくりしました

読書

冬の寝る時三種の神器 ~読書端末、体にフィットするソファ、骨盤職人

無印良品の体にフィットするソファは、使い込んでへたってくると、座るというよりはむしろ寝る前に本を読むのにちょうどいい具合になる。 無印良品 体にフィットするソファ 無地 ・セット・小・綿デニム/ネイビー 幅45×奥行45×高さ33cm 44214930 無印良品 Am…

『エイジズムを乗り越える 自分と人を年齢で差別しないために』~読んでいたらうっかり誕生日

誕生日です。「それで、いくつになるんだっけ」と思って電卓アプリ出して2023から1977を引き算してみたりしまして、どうやら46しゃい。 本当にたまたまではあるけれど、すごく面白い本を読んでいて、こういうの読んでる途中で偶然誕生日が来るってのも、めで…

10月に買った電子書籍14タイトル

10月に買った電子書籍まとめ。自分で思った以上にアイヌ関連、北海道関連、先住民関連に集中していたのでびっくりした。 ゴールデンカムイ(英語版) Golden Kamuy, Vol. 4 (English Edition) 作者:Noda, Satoru VIZ Media: VIZ Signature Amazon 年明け早々…

眉毛脱色 ~今さらこんな愉快なことが

1977年生まれ45歳。眉毛を脱色することにハマりはじめている。 長い年月を眉毛剛毛族として生きてきて、手入れしてくれる美容師さんが近所にいない時期はほぼ眉ジャングルになったまま生きていくしかなかった半生であった。 ところがここに来て「体毛…

猛暑と読書と猫と

今年の夏がいかに暑いかという指標は人それぞれだと思うが、私はついに水風呂の中で『シャイニング』上下巻を読み切ってしまった。 純粋に、水風呂の中でだけ読んでいた小説で、読み切ろうとも思っていなかったわけだが、いつまで経ってもあまりにも暑く、水…

首相を真似て最近買った本を順番に10冊並べてみる

首相が夏休みに入るので書店に行って本十冊買ったって話が今年もニュースになっておりました。 こういうの見るのは基本的に楽しいもんですが、今年もなかなかのインパクトを受けました。 sp.m.jiji.com 春ぐらいにサミットの議長国としてチャットGPTを重要な…

アレクサ、買い物リストにセミ

普段、買い物メモはアレクサを使っている。 なにか日用品がなくなったときに都度スピーカーに向かって 「アレクサ、買い物リストに◯◯!」 と叫んでおけば、店でスマホのアレクサアプリを開くだけで確認できるので大変使い勝手が良い。 気になるのはここ数日…

Fire10インチタブレット ~メリットと猛暑恐怖体験

先月のプライムデーで買った10インチのFireタブレットを大変便利に使っている。 Fire HD 10 タブレット 10.1インチHDディスプレイ 32GB オリーブ Amazon Amazon 愛用の6.8インチのKindle Paperwhiteでは小さすぎて読みにくいグラフィックノベルやら図版やら…

暑さで狂いつつある日の『シャイニング』

あんまり暑いので人類はちょっとずつ気が狂いつつあるに違いない。 給湯器から出る最低温度である37度のぬるま湯をへそくらいの高さまで浴槽にため、ペットボトルの麦茶と防水のKindle Paperwhiteを持ちこんで籠城する。 換気用の窓しかない浴室は比較的涼…

ついに水風呂 ~空気で冷やせないなら水で冷やせばいいじゃない

「暑い」と「物価が高い」だけ言っていればだいたい誰とでもコミュニケーションが取れる時代がやってきてしまいましたが、お元気でお過ごしでしょうか。 この夏は「やばい、動けない」という状態を何度か経験したのち、ついにひとつの究極解に到達しました。…

『ハンチバック』~突然告発された衝撃

芥川賞受賞作である。 面白くてまったく驚いた。 ハンチバック (文春e-book) 作者:市川 沙央 文藝春秋 Amazon ミオチュブラー・ミオパチーという、ためしに声に出してみると可愛らしい響きの筋疾患は主人公の病だが、著者も同じ病気を持つため当事者性につい…

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』~80年前のインテリ中学生の生態が面白い

ショッピングモールの2階の、漫画と雑誌しかおいてないような小さい本屋さんに、今の日本で一番囁かれているであろう例のフレーズを冠した本を見かけました。 ふだん岩波文庫なんか一冊もない本屋さんなんですが、この機に乗じて売れそうな数だけ入れたので…

『From Hell』~kindle unlimited界の掘り出し物

最近見つけたAmazon.jpのkindle unlimitedで読める超掘り出し物。 From Hell 作者:Moore, Alan Top Shelf Productions Amazon イギリスコミックの大家アラン・ムーアによる切り裂きジャックもの、”From Hell”の原著が、サブスク980円で読めるとはだいぶび…

ガラスペンを買う ~安全を確認されていない言葉を起こす

ガラスペンを買った。 「持っているだけで手書きしたくなる文房具」が欲しかったのだ。 「ブログ」というシステムができた頃のことを覚えている。 あれは、2003年とか、それくらいだったのではないだろうか。 「ホームページとは違うんだ。え、日記みた…

背表紙を吸いに図書館へ

読みたい本は電子書籍で買うようになってから、手持ちのKindle端末もじわじわ増えて今や三台。 家のあちこちに置いてあるが、どこでどの端末を手に取ってもさっきまで読んでいた本をさっきの続きから開けるのだから便利なことこの上ない。 どんなに厚くて重…

『巨匠とマルガリータ』~すずらんの香り、天変地異

6月である。 たいして鼻の効く方でもないが、道を歩いていると急に甘くていい風に包まれて驚くことがしばしばある。 「すずらんだっ!」 と確信してまわりを見渡せば、たしかに足元の低いところに、地味でかわいらしい白い花が群生したりする。 都市人間に…

読書にまつわるエトセトラ ~歯磨きタイムやら寝起きタイムやらに何を読む

図書館に予約していた本を取りに行き、「ついでだから他にも何か借りていこうか」とフラフラしていて、なんとなく借りてきた本。 恥ずかしい読書 作者:永江 朗 ポプラ社 Amazon 本を読むことに関するエッセイって、見かけると読みたくなってしまうのは、読書…

『破果』 ~必殺仕事以上にイチイチ突っかかる日常が爽快だったとは

ディズニープラスにうっかり加入したせいで、読書といえばマーベル・コミックばかり読みがちな昨今ではありますが、 そんな中、平行して手にとった韓国ノワール小説『破果』が面白かったです。 破果 作者:ク ビョンモ 岩波書店 Amazon 高齢女性の殺し屋とい…

『ハートストッパー』 ~咳の合間に読んでも面白いグラフィックノベル

はずみで身体の中身がマヨネーズみたいに外に押し出されるんじゃないかしら、というくらいのえげつない勢いで咳が出る。 こんな風邪ってみたことないので、なんの検査もしてないのに当て推量もナンではあるが、「…やっぱりコロナなんじゃないかしら?」とい…

地球に関して大発見をした話 ~百年の孤独とアースボール

四十代も半ばに差し掛かり、最近私はすごいことを発見した。 実は地球には海が多いらしい。 いやマジで。 ほぼ日 ほぼ日のアースボール ジャーニー 世界の国を色彩ゆたかに塗り分けた本格地球儀タイプのアースボール。アプリをかざせば世界の情報が飛び出し…

外国語書籍リーダーとしてのFireタブレットに目覚める

Kindle端末を手に入れたときにもっとも感動したのは 「今後は収納場所の心配なしに本を買えるのだっ」 ということではあったのだけど、使っていくうちに感動したことがもう一つある。 洋書を手に入れることと読むことが異様に簡単になったことだ。 洋書の入…

伊藤潤二『人間失格』 ~Kindle端末を取り落とすほどびっくりしつつ読む

「この小説ってコメディなんだよなあ」 ということは、自分が著者の没年を超えたあたりからうすうす気づいていたもんですが、どうも文章が湿度の高い方向にうますぎるので読み直しても途中で嫌になってきて困っていたのでおなじみの太宰治『人間失格』 それ…

『詩と散策』 ~詩は若い頃ほど身にしみるのか

春が近づいてくると、野鳥の声に耳を澄ます人の姿が目につく。 木立の中で、まるで自分自身も木になってしまったように、ふっと足を止めて息を潜めている人を見ると 「ああ私に似た人がいるな」 と、なんとなく思うものだ。 ぼんやりと無目的に歩き、世界か…

『ジャクソンひとり』~世界を拡張する言葉

第168回芥川賞が決まったときに、つらつらと候補作などを見ていて、受賞作はさておき(それもきっと面白いに違いないからいずれ読もうとは思ったが)、さしあたってなんだかやけに気になったのが『ジャクソンひとり』だった。 タイトルも装丁も、もうそこに…

ミラーバーン、プルースト、アンタッチャブル

「1月としては95年ぶりの高い気温」などと言われた数日間の後に、冷え込みと大雪がやってきて、結果的に道路はどこもミラーバーンの上にふんわりと新雪をのせたブービートラップになっている。 力を入れて踏みとどまるべき地点のひとつもなく、ただ摩擦係…

『言葉の獣』~近頃私も季節感が猫の姿に見えるようになりまして

最近読んだおもしろい漫画。 「言葉が獣の姿で目に見える」という共感覚を持つ女子高生の話です。 言葉の獣 (1) (トーチコミックス) 作者:鯨庭 リイド社 Amazon 「そんな共感覚設定、よく思いついたなー」と思ってみたりもしたもんですが、最近私もいよい…

去年今年こたつは猫の夢の国

ありがたいことに今年も良い正月を過ごした。 毎年、「こんなにたくさん作ってどうするのか」とひとりで呆れる正月用の料理も、老父におすそ分けしたり、友人にふるまったりするうちに、新年三日目には、はかったようにぴったりと底をつく。 中でも、これま…

『エルピス―希望、あるいは災い―』 ~東電OL殺人事件おじさんが開く突破口

師走も押し迫り、今シーズン私のイチオシドラマ『エルピス』も終わってしまった。 www.youtube.com あんまりとんでもない話なので後半はドラマの配信を待ちつつ、エンドロールでズラズラと並ぶ参考文献からKindleで手に入るものを次々読んでいた日々。 9冊挙…

2022年印象に残った小説

異形の愛 異形の愛 作者:キャサリン・ダン 河出書房新社 Amazon 世にあまねく存在する愚鈍な「フツーども」を見下し、「もっともっと奇形になりたかった」と願うサーカスの花形一家没落の物語。 物語の中で貫かれている「バラエティこそが美しいんだ」という…

『エルピス—希望、あるいは災い—』 ~マフィアルックの口の曲がった副総理は何をしたのか

『エルピス—希望、あるいは災い—』が、毎週毎回面白いですね。 www.youtube.com 最初の頃は政権から報道に圧力かけられてメディアも大変、という話かと思ってみていました。 それにしたって安倍一強政権下では絶対に放送されなかった話でしょうから大変興味…