晴天の霹靂

びっくりしました

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

しゃがれるが、エヘンはできない

人と話さずに長い時間暮らしていると声帯が固まるといったものか、とっさに声を出そうとして情けない声が出てしまうということがある。 あれは、どうやら猫もあるのじゃないか。 近頃寒いので一人でコタツに籠城する時間が増えている我が家の猫は、たまに出…

在宅ワーカーに超便利な四百円くらいのアイテム

今使っている資料を全部と多少の文具類なんかをまとめて家の中を移動しながら仕事するとき何が一番使い勝手が良いか、ということを近頃考えていたのです。 もうちょっと砕いて言うと、机周りにある細々したものを全部持ってコタツに籠城するときはどうやって…

冬の季語ちらほら

俳句の歳時記をよく見るようになると、季節感というデータベースへのアクセスがしやすくなって嬉しい。 季語には、なんとなく心当たりはあるが知らないことがたくさん詰まっているではないの。 冬の季語で「湯たんぽ」を「湯婆」と書くのだということを初め…

湯気を食らう季節 ~茉莉花茶とハリオのティーマグ

いつものコーヒー豆を買いにカルディに行ったら、茉莉花茶の青い缶に心をぐいっとされてしまった。 前から可愛いと思っていた缶だけど、今日はいつにもまして心惹かれるなあ、とつい手に取る。 寒くなる季節のお茶のコーナーはよく賑わうようだ。 実際、日ま…

靴べらについて、真剣に言っておきたいことがあるんだ

靴べらを買ったのだ。 きっかけは、今年は冬用のブーツを買い替えたからであり、まあ私としては少々張り込んで選んだ冬靴だ。 おろしたては実際足のどこにも負担のかからないうえに値段なりにシルエットもしゃきっとして久々に気持ちのよいものだった。 手入…

なんとなくの考えごとをしに神社へ

家の近くにはそこそこ立派な鎮守の森を抱く神社があり、日頃から割と心やすくしてもらっている。 隣接する公園の管理棟の休憩室では、おそらく公園管理で伐採した木材を使っているのであろう薪ストーブに火が入って暖かい。 ああ、やっぱり薪ストーブの暖か…

冬の猫をめぐる攻防

我が家はこたつのスイッチを七時間で自動オフにしている。 真夜中、いつの間にかスイッチがきれると、猫は冷え始めたこたつを這い出して私の膝の上にのってくるのだ。 こたつのスイッチを入れてやっても、一人で寝ることにちょっと飽きているのであろう、し…

冬になれば毎日の花は。

つい数ヶ月前までは、切り花を活けてもあっという間に傷むことに困っていたのが、気がつけば、いつまでも長持ちするのに戸惑う気候になっている。 お花屋さんで安くて可愛い切り花をみつけ、「前に買ったのが随分前だから、そろそろ買い足そうか」と買って帰…

暖房機器のスマート家電化 ~こたつと窓用ラジエーターと猫の音声操作

今年の冬はスマート電源タップを買ってこたつと窓用のラジエーターをスマート家電化してみた。 寒くなって以来毎日使っているが、便利なところとそうでもないところがある。 【Amazon Alexa認定】 Meross スマート電源タップ スマートプラグ 4+4(AC差し込み…

林檎の歯ざわりに想う2020年冬、北海道

どういうわけか、りんごを買っても買っても、身の柔らかいものにばかり当たる。 今年はたまたまそういう気候条件の年なのだろうか。 味や香りはもちろんちゃんと美味しいのだけれども、願わくばまるかじりした瞬間に全力で歯向かってくるような小生意気なり…

『君の膵臓をたべたい』 ~胸の高鳴りは青春の思い出か老化のはじまりか

ありとあらゆる意味で「今さらっ?」という感じでありましょうが、やっと見ました『君の膵臓をたべたい』。 Amazonプライムで鑑賞。 面白かったのでちょっとびっくりした。 君の膵臓をたべたい 発売日: 2018/01/10 メディア: Prime Video こちとら年が年です…

キャッシュレス時代の財布をどうするか ~世界最薄最軽量を考える

そろそろどうしてますか、財布。 私はまったくこだわらない方なので、ここ最近は考えることを全力で放棄した結果の百円ショップで買った財布を使っていました。 折から、2020年本格的にキャッシュレス推進の大波、気がつけば現時点で現金が必要な買い物…

北国における冬の果物の美味しい食べ方

ピンポンと音を立てて遠方より果物来たる、氷点に近い大気の中。 果物の一番美味しい食べ方、というと一概に決めるのは難しいが、雪の降り始める季節に一晩かけてゆっくり冷えながら運ばれてくる果物の、なんともいえない冷え具合というのは、ちょっと再現の…

寒い季節の簡易猫ドアを考える

寒い季節になってきた。 リビングのドアを開けておくと廊下からすーすーと冷たい風が入ってきて室温が下がる。 ドアをしめるか、しめないか、それが問題だ。 我が家には4歳になる黒猫がおり、自分が主人だと思いこんでのうのうと暮らしている。 それでも去…

『罪の声』~あの頃私達はなぜかシネマ名言集2を読んでいたのか

『罪の声』を観てきました。 2016年に原作小説が出て話題になったときに読んで面白かったことと、脚本が『MIU』『アンナチュラル』など、いつ観てもハズれない野木亜紀子さんだというので、行ってきたんです。 面白かったです。 映画『罪の声』予告【10月30…

LEDリングライトを買ってみた ~しばしば若者の部屋で見かける丸いやつ

NHKで放送している『金曜日のソロたちへ』という、一人暮らしの家にライブカメラを設置してひたすら覗く番組が好きなのだが、その中でしばらく前から気になっていることがあった。 www.nhk.jp 若者の部屋には高い確率であの「丸くて光るやつ」がある、という…

オートミール1キロ399円

初雪が降ったのが先週の水曜日。 初冬らしいぼたん雪が大らかにのしのし降るもんだと思っていたら、立冬過ぎて週が変わった途端、今度は寒さに引き千切られたような細かな雪が風に舞って縦に横にと縦横に降り、いかにも冬になった。 重く暗い色の空に、雷ま…

『羆嵐』 ~雪と闇の恐ろしさをしみじみ

映画『鬼滅の刃』を観たせいで、最近はまた『羆嵐』を読んでいる。 羆嵐(新潮文庫) 作者:吉村昭 発売日: 2013/03/01 メディア: Kindle版 『鬼滅の刃』は冒頭、山深い雪の中でひっそりと暮らす家へな凶暴な何者かが侵入して一家を惨殺する、という超絶スプ…

『鬼滅の刃 無限列車編』 ~ようやく観に行ったと思ったらいけしゃあしゃあとネタバレ

観てきました『鬼滅の刃 無限列車編』。 意外に楽しかったではないの。 映画館半年ぶりくらいでしたが、久しぶりにいくとまたいっぺんに色々見たくなりますね。 ということで臆面もなくネタバレを。 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開中PV 絵も綺麗だし…

イチョウ色の公園、ピンク色の少女

「紅葉の季節ってこんなに目に染みるほど派手だったかしら?」 と、何度も思ったほど今年は紅に染まる葉も黄に染まる葉も、鮮やかに見える。 寒暖差の具合とか、空気の乾燥度とか、日照時間とか、何らかの数値を計測すると実際に紅葉度の認定が出せるんじゃ…

昭和37年卒業アルバムの異世界 ~〇〇〇〇〇タイム!!

実家から、1962年の札幌市内の小学校の卒業アルバム、というなかなかに貴重な民俗資料が発見された。 1962年小学校の卒業アルバム サイズの小さなアルバムの中に、まるで誰かが個人で作ったスクラップブックみたいに、チマチマ切り抜いた写真をめいっぱい並…