晴天の霹靂

びっくりしました

4月に買った電子書籍12タイトルくらい

振り返れば購入本はめっちゃ漫画が多かった。小説では、昔買ったプルーストとか、なつかしの「ソフィーの世界」を読み直したりしておりました。春らしい。

 

正月から一日一首ずつ読み始めた小倉百人一首もちょっと飽きてきつつあったので新規燃料として漫画を投入。一首につき1ページずつの漫画がついてるのだけどオリジナリティ高くてすばらしかった。「誰をかも知る人にせぬ高砂の松も昔の友ならなくに」(藤原興風 34番)とか好きです。

おかげで毎日百人一首は4月中にめでたく完走。来年も年明けたら2周目をやってもいいなあ、という気がする。

 

 

三体の第三部も、二周目を読み終わったのだけど、実は何の話だったのかまだあんまりわかっていない。助けてくれNetflix

 

最近、実写化されたり映画になったり大変人気の様子なので読んでみた。男子のキャラも女子のキャラもどっちも不自然じゃん!と思って乗れずじまい。私の人生に存在しなかっただけで、実はこれが「あるある」なの?

 

スキップとローファーはずっと読んでて新刊出てたので購入。モテ男子しまくんが「人間関係の格付けって友達の方が恋人より上じゃない?」ってなって二者関係に大混乱をきたしているのを見て「モテる人の悩みはあんまりわからんのぉ」と思っていたのだけど、新刊読みながら「そういえば私も恋人より友達の方が上位の関係性だと思ってた!!」ということを突如思い出した。

なんかすごく奥の方の記憶を引っ張り出される漫画。

 

NHKでもっとも好きな番組のひとつ100で名著、気になる回があったらテキストも読むようにしている。まだ読み途中。

 

アスパラの季節になったのでまた読みたくなるプルースト。原作も好きだけどバンド・デシネもパラパラ眺めるのに本当に良いので英語版で買った。本気で文字まで読もうとすると10インチ端末で見るには少し細かいんだけど、絵をぼんやり見て、たまに好きなシーンを拡大して文字も読むくらいの読み方で文句なく楽しい。

 

小説では今月読んだ中で最も面白かった。韓国の苦闘の近現代史を振り返ろうと思って『シルミド』とか『モガディッシュ』とか『ペパーミント・キャンディー』あたりの映画も合わせて見てましたが、どれをとっても本当にこんなに大変なのにこんなに面白い、というところにただ感心。

 

初学者向けの経済本ってそもそも結構好きなのです。「老後に2000万円持っていたところでお金で物もサービスも手に入らない国になっていたら何の意味もない」というシンプルな事を言うのに小説1冊分。めっちゃ大事なことですからね。

 

バンド・デシネ作家が描くプルーストの『花咲く乙女たちのかげに』。紙でなら邦訳も出ているのだけど、変形サイズなのです。英語版なら電子で買えて読みやすい。

 

例の、パパ活騒動でいきなりやめた宮沢ひろゆき氏の記事が「とにかくすごいから読んでみ。読んでみ」って言われて、そんなに興味なかったんだけど渋々購入。本当に、今まで読んだ週刊文春の記事の中で過去イチすごかった。なんで下半身まさぐりながら記者の質問に答えてるのか全くわからんっ!

 

どういう経緯でうっかり読み始めたのか覚えてないけど、サンプルを読みはじめたら止まらなくなってそのまま購入。「別に霊感とかないし、おばけとか信じないけどなんとなくぞくっとする現場に行って酒を飲んでトリップしてみる」というルポ。「天才だっ!」と思いました。

 

「天才をみつけた!」と思ったので二冊目も買ってしまった。白い着物の女のところが普通に怖い。途中でしれーっと壇蜜さんと結婚してるところもシュールで天才。