晴天の霹靂

びっくりしました

3月に買った電子書籍9タイトルくらい

 

以前3巻まで読んでその後しばらく忘れていたところ、NHKで実写化しているドラマの番宣で「主人公二人の関係が交際にまで発展しているようだ」という情報をキャッチ。気になって続きを購入したのでした。なかなか地味な話だよなあ、とも思うんだけどなんか面白いのよね。

 

 

お金がないのは悲しむことじゃなくて怒ることだと、あたしゃしみじみ思うことですよ。あと全員がいつでも理由を問われることなく正規と非正規を切り替えて働けるドイツ方式めっちゃいい。

 

大河ドラマ『光る君へ』では段田安則が演じている藤原兼家の側室(財前直見)が書いた日記。美人で頭もいいが、段田安則は正妻にしてくれないし、かわいい一人息子(上地雄輔)は馬鹿だしで色々苦労した人。

大河ドラマでは気に入らない后を呪い殺したりするおっかないフィクサー兼家だけど、プライベートでは締め出しを食って門の前に立たされていたりして、かわいいところもあるのでした。

 

同じく王朝の日記文学から和泉式部日記。和泉式部は本当に面白い。今の時代にいてSNSをやってもめいっぱいバズる人だろうなあ、というのが言葉の端々の異様なエネルギーからも感じる。既存の言葉で既存の世界観を超えちゃう人ってたまにいますね。

 

和泉式部を読んでいるとなぜか夢十夜を読みたくなる。ということで近藤ようこさんの夢十夜。美しいです。

 

 

最近、会ったこともない親戚の軍歴証明を取り寄せてみるのが趣味。北海道でそんなことをしてると「北鎮部隊ってどんなだったの?」っていう疑問も自然と湧いてくるのでできる範囲で色々調べてみようかなという気になってきている。

(ちなみに軍歴証明は自治体にもよるけど六親等くらいの血族なら取れたりするので、取り寄せてみると本当におもしろい。満州で鳩の世話をしていた先祖がいたりするんです。鳩!)

 

3月は水木しげるの『昭和史』をずっと読み直していたのだけど、戦中戦後のあたりはやっぱり読んでてつらくなってくるので、「この世のほか」のものが読みたいなあ、と思って神秘家列伝を合間に読んでた。水木サン本人もこうやってこの世のほかのことを考えることによってこの世の生命を保っていたんだろう、と面白く読みました。

 

このエッセイ集が好きで、以前は紙で持っていたのだけど久々に電子書籍で買い直して再読。やっぱりいい。世界に違和感のない人はあんまり短歌とか作らないよね。

 

Netflixのドラマ化が大変おもしろかったのでまた読み直してる。てっきり三部まで全部持ってる気がしていたけど、三部はセールになるのが待てなくてオーディブルで聞いたので買ってなかったのでした。6月に文庫化予定らしいので今買うならちょっと待った方が得だよな、と思いつつ、やっぱり読みたくて買う。

新海誠かよっ」と読みながら突っ込みたくなるプラトニックラブSF。目もくらむ世紀の大風呂敷。