晴天の霹靂

びっくりしました

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

スナップえんどうのぬか漬け ~そして糠油の感激

すっかり冬も終わり、ぶら下がりものの野菜が柔らかくて美味しいですね。 さやごと食べる豆類は種類が色々あって「どれがどれやらよくわからん」と思って暮らしてきたものですが、今年はぬか漬けにするとめっちゃ美味しい豆を見つけてしまいました。 スナッ…

『シン・仮面ライダー』~「緑川ルリ子よ」にはびっくりしたもんです

『シン・仮面ライダー』見てきました。 事前にいろんな人から鑑賞ハードルを低く設定してもらっていたので、それを踏まえて言えば思ったより楽しかった。 www.youtube.com アバンタイトルは結構かっこいいので、 「これで二時間頑張れればだいぶいいぞっ」 …

外国語書籍リーダーとしてのFireタブレットに目覚める

Kindle端末を手に入れたときにもっとも感動したのは 「今後は収納場所の心配なしに本を買えるのだっ」 ということではあったのだけど、使っていくうちに感動したことがもう一つある。 洋書を手に入れることと読むことが異様に簡単になったことだ。 洋書の入…

プランターに猫草

気象庁が積雪ゼロを言った途端に、いたるところで場所を取っていた雪の山が本当に、視界からほぼ消えた。 消えたあとからは、数ヶ月かけて雪道のあちこちに撒かれていた滑り止めの砂が現れ出てきて、急激に埃っぽい世界が生まれる。 特有の埃っぽい路肩で、…

ぬか床は外付けHDDとみつけたり

いろいろ世情の厳しい時代に、こんなに呑気なやつが居ていいもんだろうかと後ろめたさは感じるが、ありのままを言ってしまえば 「今朝のぬか漬けはうまく浸かっているか」 と、ワクワクしながら起きるのだ。 いい大人としてこんな目覚めが、信じがたいほど幸…

サウンドイヤカフ ~散歩と読書をつなぐ橋

氷の解けはじめた春先の公園で池のまわりをひとりで歩いていて、 ふと目をあげると薄氷の上にすっと細い筆で引いたように青鷺が立っている。 「さっきからぐるり池の端を歩いていたのに、よく今の今まで気づかずかにいたものだ」 と我ながら呆れて足を止めて…

りんごのぬか漬け ~皮ごと芯ごと種ごと

この時期によく出回っている、収穫から時間が過ぎて味が薄くなってきているりんごを、ぬか漬けにしてみる。 半分に切って、そのままぬか床に押し込んで一日。 柔らかくなってるので皮も芯も種もそのまま半月切りにザクザク切って、胡瓜やら大根やら人参やら…

伊藤潤二『人間失格』 ~Kindle端末を取り落とすほどびっくりしつつ読む

「この小説ってコメディなんだよなあ」 ということは、自分が著者の没年を超えたあたりからうすうす気づいていたもんですが、どうも文章が湿度の高い方向にうますぎるので読み直しても途中で嫌になってきて困っていたのでおなじみの太宰治『人間失格』 それ…

ぬか床育成日記 ~生糠なのか炒り糠なのか

うちのかわいいぬか床マコンドである。 とりあえず他に適切な容器がなかったために果実酒瓶に入っているが、思うにこれはだいぶ正解であるような気がしてきた。 何がと言って、ガラスだから発酵具合が目視でもわかるのである。 これは野菜を漬け込んだ直後、…

『詩と散策』 ~詩は若い頃ほど身にしみるのか

春が近づいてくると、野鳥の声に耳を澄ます人の姿が目につく。 木立の中で、まるで自分自身も木になってしまったように、ふっと足を止めて息を潜めている人を見ると 「ああ私に似た人がいるな」 と、なんとなく思うものだ。 ぼんやりと無目的に歩き、世界か…

カップウォーマーを諦めて携帯用魔法瓶を買う

カップウォーマーを使っていたらものの数ヶ月で壊れてしまったのです(一代目) rokusuke7korobi.hatenablog.com 貰い物で、当初はたいして興味もなかったものの、使い始めてみたら大変に便利で手放し難く、動作が怪しいとはいえ全く電源が入らないわけでも…

『ベネデッタ』 ~自分の身体の中にあるボキャブラリーで生き延びる

『ベネデッタ』見てきました。 ベネデッタかわいい。最高。 www.youtube.com 17世紀の修道院でいろんな神秘体験を通して「私はキリストの花嫁」とか言い出し、裁判にかけられた女性の話です。 中でも神への冒涜の疑いと同時に同性愛の罪で裁かれるシーンが…

カーテンの向こうきさらぎ猫の足

猫が爪がカーペットにひっかかって歩きにくそうにしているので久しぶりに爪を切った。 うちの子はずいぶんと爪切り嫌いの猫で、ほとほと手を焼いたものだが、最終的にYou Tubeでキャットグルーマーの動画を見て研究した結果、抱っこさえさせて貰えれば切れる…