氷の解けはじめた春先の公園で池のまわりをひとりで歩いていて、 ふと目をあげると薄氷の上にすっと細い筆で引いたように青鷺が立っている。 「さっきからぐるり池の端を歩いていたのに、よく今の今まで気づかずかにいたものだ」 と我ながら呆れて足を止めて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。