カップウォーマーを使っていたらものの数ヶ月で壊れてしまったのです(一代目)
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貰い物で、当初はたいして興味もなかったものの、使い始めてみたら大変に便利で手放し難く、動作が怪しいとはいえ全く電源が入らないわけでもないのだからしばらく無理やり使っておりました。
しかし、電源がなかなか入らなかったり、勝手に温度設定が変わったり、いつのまにか電源が入っていたり、あぶなかっしくて仕方ないのでついに断念。
「少々値が張ってもよいので、もう少ししっかりした作りで似たような商品はないのだろうか」
と探してみました。
思うに、安全基準上の問題などではないかと推察されるのですが、同じ構造の国内メーカーの商品というものは皆無で、やはり商品説明も不自然な海外の商品しかみあたらないのでありました。
海外向け電気製品の何が心配と言って、電源プラグの形がそもそも違ったりすることで、私が使っていた一代目のカップウォーマーもプラグの刃に丸い穴が開いてない、見慣れない形をしていました。
よく考えてみれば使わない方がいいに違いのですが、実際使えたし、なんだかよくわかっていなかったので使ってしまっておりました。
しかし、すぐに壊れたとあっては、そこはやっぱりちゃんと国内基準に合致しているプラグが欲しい。
それで見つけたのが雑誌『家電批評』で加熱コースター部門に選ばれたという商品でした。
雑誌で紹介されているということは、少なくても安全上の法令違反がないかどうかはチェック済みであるにちがいない。
というわけで、買ってみるとめでたく穴あきプラグのついたものが到着しました。
そこまではよかったのですが、そのプラグを差し込み電源を入れた瞬間から、温度設定が勝手に変わるやら、勝手に電源が入るやら、今手元にある一代目の壊れたカップウォーマーと同じ挙動をしはじめたには大変驚きました。
やはり駄目か。このタイプの商品がそもそも無理があるってことなんだろうか。
と、泣く泣く(その日のうちに)返品。
寒い北国にあっては画期的に使いやすく、とても気に入っていたのですが、カップウォーマーについては当分のあいだもう諦めることにしました。
5年後くらいに素晴らしく商品開発が進んだらいいなという願いを込めつつ。
ついでにそんな失意の中、季節品のワゴンセールで象印の小さい魔法瓶がセールになってるのを発見したんです。
こういうステンレス断熱系のものは10年くらい前に色々と試行錯誤した挙げ句、保温性に納得いかなかったり、デザインがつまらなかったり、ワンシーズンも使うとパッキンに匂いがつくのが気になったり、小さいパーツを洗うのが手間だったり、といろいろあって結局やめたのでありました。
それが、今改めてまじまじと見ると、デザインも多様だし、サイズも手頃だし、洗うことも考えてデザインの工夫がしてあるし、なんだかえらく進歩してるなあ、と感動。
返品したカップウォーマーよりだいぶ価格も安いので買ってみたのでした。
昨今はやりのSDGSのお陰というものか、最後にこの手のものを買ったときよりだいぶ使いやすいし、かわいいし、ここに来て思いがけず大満足なのです。
なんだなんだ、もしかして象印こそ最高だったのか?