晴天の霹靂

びっくりしました

キュレル化粧水スプレー ~ミストの遭遇

キュレルのミスト化粧水に感動した話です。

 

もともと化粧水って、ずっとスプレータイプしか使ってこなかったのです。

なぜって、いちいち手のひらに取ったら顔に持っていくまでの間に半分溢れるからですが、世間の化粧水の容器はだいたい手に取る仕様になっているのがそもそもの謎。

みんなはこぼれないのか。

何かやり方が違っているのか。

なぜ私だけいつも首周りがべちょべちょなのか。

 

そんな事情にもかかわらずスプレー容器に入った化粧水って、(安く買えるものの中では)わりと少ないので、最初だけちょっと良い値段でスプレータイプの化粧水を買って、その後ちふれの千円以下の詰替え用を勝手に詰め替えて使ってきたストロングスタイル。

しかし、そんなスプレー容器も、衛生面と耐久性を考えてたまには買い替えようという気になったときに、なんとなく「キュレルが良い」っていう情報が目にとまってしまったのでした。

スプレーと言っても、こっちは窒素ガスで加圧してるミストタイプなので、使い終わったら適当に安いのを詰め替えて使う、ということはできないのはわかっていたんですが、つい一度使ってみたくなってしまったほんの出来心。

 

そしたらまあ、刮目すべしミストの使いやすさですよ。

今まで使ってきた通常のスプレータイプだと、要するに顔に水鉄砲かけてるみたいな感じなので、いったん顔をべちゃべちゃにしたら、あとは手でこねくり伸ばす、というような工程なわけですが、これが微粒子でフワーっと出るとそもそも顔が不必要にべっちゃべちゃにならない。

しゅーっとかけたら、あとは手のひらでちょっと抑えるくらいで、まんべんなく必要量が行き渡ったには大変な感動を覚えました。

「これは余計な分量を手のひらに飲ませたりしなくていいので、結果的に安上がりにすむのではないかっ?」

という皮算用さえ発動するほど、過不足ない感じが新境地です。

 

ちなみにネットで流布している情報でもうひとつ興味深いのは、逆さにしても出るスプレーなので、乾燥で痒くなる人が風呂上がりに背中を保湿するのに大変重宝するのだそうです。

私自身は今のところ「背中そんなに痒くない族」ではありますが、同級生から

「実は自分もついに孫の手を買ったんだ」

などという謎のカミングアウトをされるお年頃にはなったので、いつ我が背中も痒くならないとも限らず、たしかにこれが手元にあると大いに心丈夫であろうという予感はいたします。

 

しかし、値段ね。

一番大きい250ml缶で一ヶ月もたなかったので、計算すると今まで使ってきた水鉄砲式化粧水より三倍以上のコストになる可能性もあり、これが大変悩ましいところではあります。

一方、自分の家計におけるコストパフォーマンス的に保留しといて無責任なようではありますが、使い心地があんまりよかったので今後「背中痒い族」には積極的に勧めてミストの感動をともに噛み締めていきたい、という気持ちをおおいに持ってしまったところでもあります。

 

 

 

今まで可もなく不可もなく淡々とスプレー容器に詰めて使ってきた化粧水。

「化粧水たるもの要するに水とグリセリンなんだから普通で十分だろ」と思って生きてまいりまして、それ自体はわりと間違えてはいないのじゃないかと思います。

しかしミストがあんなに強敵だとは……