晴天の霹靂

びっくりしました

猛暑の中のぬか床 ~超絶乳酸菌パワー発動

日々暑い中、室温で育ているぬか床がやたらと元気です。

今にも菌の顔が見えてきそうなレベルにたくましく育った乳酸発酵で、夏向きに酸味のキリっとした漬物が次々と勝手に出来上がる便利さたるや。

昨今はめっきり「冷蔵庫で保管すれば毎日かき混ぜなくても大丈夫」というのが主流にはなっていますが、やってみればやっぱり常温で育てた方が美味しく、菌が強いだけに実は簡単でもあるように思います。

 

近頃妙に腸の状態がよろしく、連鎖的に色々と調子が良くなってるなと思ってはいたのです。

毎日ガンガン日焼けしてるわりには肌の調子もいいし、暑さが苦手なわりには代謝がうまくいってる感じの身体の軽快さもあり、そうこうなってくると機嫌まで結構いい、という循環で

「もしかして消化器系の丈夫な人というはデフォルトでこんなに気分がいいのか。それは人生観にずいぶん差が出ちゃうな」

と感心したりしていたのですが、これはもしかしてぬか床が元気なせいかもしれぬ。

 

自分のために時間を割くのがなぜか贅沢となってしまった現代の社会において「毎日ぬか床混ぜるのハードル高いわあ」という気持ちはだいたいの人がもつものではありましょうが、

それでも毎日なにかしら台所に立つ人なのであれば、元気に育ったぬか床さえあればとりあえず漬物だけは切らさない日々を送れるわけで、食事の基本形を「ご飯とぬか漬けと納豆」くらいで固定してしまえば何食べるか悩む必要もなくて実にすっきりしたもんです。

一人暮らしの人なんか毎日かきまぜる手間を考慮しても、使いよう次第では却って楽だし、美味しいし、なんか乳酸菌パワーすごいっぽいからやるといいのにと思うのでありました。

 

本当にぬか床の蓋を開けた瞬間に「うわ、めっちゃ乳酸菌!」って感じるくらいの気温になってから急激に身体の調子よくなったの、面白いんですよ。

 

 

冷蔵庫に入れないなら、安いしどこにでも売ってる4リットル程度の果実酒瓶は結構おすすめ。私はタッパーみたいな平たい容器よりも空気と接する面の小さい縦型容器の方がうまく行きやすい気がしている。

 

 

こういうジップ袋タイプは始めるハードルを下げてくるのは大きなメリットなのだけど、結果的にかき混ぜにくくて手入れが面倒でもある。

あとぬか床の量が少ないとその分だけ菌の環境を安定させるのが難しかったように思う。

 

 

最初はヤクルト容器とかで自分で作るところから初めるので十分だけど夏は水っぽくなると酸っぱくなりやすいのでなんらかの水抜きはあった方がいい。

ぬか床とぬかとっくりで海抜を揃える必要はないので、ぐぐぐっと穴をほるように押し込んでつかうとたくさん取れる。

 

 

寒い季節とか自信のないときに強い味方のビオフェルミン。不安になったらかき混ぜるときに適当に入れておくとなんとなく持ち直してくれる(うちは暑くなってからはまったく使ってない)