夏だ、野菜だ、ぬか床だ。
ぬか床が活発になってきて忙しい季節です。
冬から春にかけて漬かりの浅い生野菜みたいなぬか漬けをバリバリ大量に食べるのが好みにあっていたんですが、面白いもので、暑くなるにつれてしっかり漬かった酸味の強い漬物を美味しく感じるようになってきました。
シャキっと酸っぱいキュウリなんかを細かく刻んで、ざるうどんなど冷たい麺のつゆに入れてしまうのもよろしいようで。
ぬかどこin4リットルの果実酒瓶
一日中ぬか床見張ってるわけにはいかないけど、発酵がどんどん進むこの季節。
運用はどうしてるかというと、いったん漬けたら早めに手の空いてるタイミングで取り出してタッパーにいれ、冷蔵庫で追熟です。
あとは適宜食べるときに洗って切る。
漬物の方は冷蔵庫にしまっておきさえすれば、それほど急速にすっぱくなることもないし、ぬか床の方も野菜さえ入れっぱなしになってなければ1日2日かき混ぜられないままうっかり放置しても結構大丈夫。
上がうっすら白くなってても(産膜酵母)次に漬けるときに混ぜ込んでしまえば、問題なく美味しく漬かります。
この方法でいまのところ室温でのぬか床育成が快適にできてはいるのですが、唯一の欠点といえば、茄子など空気に触れるとすぐ変色する野菜にはこの方法が使えないのは返す返すも無念なことである。
さて、ぬかとっくり買いました。
今までずっとヤクルトの空き容器に画鋲で穴を開けまくったものを埋めることでぬか床に溜まる水を抜いていておりました。
が、新しいヤクルト容器が破損するたびに画鋲で穴を開けるのが結構面倒(わりと硬めのプラスチックなので大変)
「こんなに毎回指痛い思いをするくらいならそろそろぬかとっくりを買ってもいいんじゃないか」
とヤクルトにブスブスと画鋲を刺しながら思ったのです。
ヤクルト1000が入っていたころの我が家のぬか床。古代遺跡感ある。
そう簡単に壊れないぬかとっくりは快適でありましょうが、瓶の中で邪魔にならないかどうか、大きさだけが気がかりだったのですが、一番小さいのを探して買ってみると、むしろ思ったより小さくて驚いた。
うちのぬか床に埋め込んでみるとぴったりフィット。
ヤクルト容器より若干コンパクトなくらいです。
磁器のぬかとっくりが埋まった我が家のぬか床。やや高級な遺跡感ある。
ちょっとお高いので、ヤクルト容器とか、キッチンペーパーに吸わせるとか、色々代用方法もあるのですが、継続的に使う場合はやっぱりあると楽なようだ。