晴天の霹靂

びっくりしました

ウォータードリップコーヒーサーバー欲 ~熱をかけないコーヒーにハマった夏

今年は水出しアイスコーヒーをよく飲んだ。

スーパーで売ってる結構安い豆を買ってきて出汁とり用の使い捨てパックに詰め水で8時間以上浸出する。

熱をかけないのでえぐみのような比較的出にくく、安い豆でもわりと飲める。

雑味が出ないぶん、全体的に薄く抽出されてるのでもあって濃縮した麦茶みたいとも言えば言えたのであるけれど、

「夏場にたくさん飲む用としては淹れるのも値段も手軽だしとりあえずこれで十分である」

と結構満足してよく飲んだ。

 

たまにお気に入りの喫茶店で焙煎したての豆を買ってきて同じ方法で浸出すると

「コーヒーって豆でこんなに味が違うのかっ」

と改めて驚愕するのもさることながら、それほどいい香りの豆を買っても甘さ中心に溶けだしているばかりでコクとか苦みとかがもったいないほど捨て去られてしまっていることにも気づく。

 

熱をかけないでコーヒーを抽出する、という方法自体はすごく面白くて気に入ってるのだけど、もうすこししっかりと風味を出す抽出法ってないものか、ということをぼんやりと考えてもいた。

そこで見つけたのが比較的安価なiwakiのウォータードリップサーバーである。

 

湿らせたコーヒー粉の上に水を一滴ずつ滴下させることで熱を加えないまま数時間かけてゆっくり濃いコーヒーを抽出する。

興味深い。

これから暑い季節が終わっても、こうやって水出ししておいたコーヒーをレンジで温めて飲めばいつでもインスタントコーヒーなみにお手軽にドリップコーヒーが飲めるのではあるまいか。

 

欲しいが、うちの台所におくには少しかさばるだろうか。猫が興味を持ったりすると面倒だ。どうしようどうしよう。

とカートに入れたまましばらく悩んでいたら、見透かされたようにAmazonタイムセールで500円ほど値下がりした。

 

「なんだよ。セールだからって買うのはなんか不本意なんだよ、やめろよっ!」

……などと最後の抵抗を試みている。

なぜAmazonはいつもこういういらっとするタイミングでセールになっているのか。こっちの動向をどこで見てるんだ。

 

水出しコーヒーで価格と味と手軽さのバランスの到達点を見つけたい欲は高まってしまった。

くやしいけれど、どうせ買ってしまうことであろう。

ギャランドゥ、ギャランドゥ。

 

 

タイムセール30日の23時59分までらしい(ちょっと腹立つ)。

 

 

ちなみに出汁パックで浸出アイスコーヒーをつくるときもiwakiのガラス製のキャニスターを使っている。

アイスコーヒーを作らない季節は普通に食料保存容器として使えるし、耐熱なので塩こうじとかヨーグルトとかを発酵させるときにも使えてとても便利。