寒天がめざましい進化を遂げていることを最近発見した。
粉寒天たるもの、 いつの間にかお湯で溶けるようになっているではないの。
そんなイノベーションがあったんなら、もうちょっと早く言ってくれればよかったのに。
冷たくてチュルチュルしたものは、基本的に大変好きなわたしなのだから。
寒天といえば鍋で3分くらいグツグツと煮溶かすのがやや面倒、と思ってきたのだ。
もっといえば煮溶かすのはさほどでもないとしても、その後、寒天がふちに固まった鍋を洗うのが手間だった。
お湯で溶かせるならインスタントコーヒー淹れるくらい簡単になっているってことではないか。
耐熱ガラス容器に電気ケトルで沸かしたお湯をそそぎ粉寒天をふりいれ、ぐるぐるかき混ぜる。
溶けたところにポッカレモンをどぼどぼ入れて、最後に食品用ハッカオイルをしゅっと一滴。
虫除けスプレーみたいな味がするので一切誰にも勧めないが、私は好きなレモンミントゼリーが完成する。
固まったところで適度にクラッシュしてパルスイートをかけ、近頃さかんに食べている。
ミントの後味が若干苦く、食べ終わると胃のあたりからすーすーして寒くもなる。
美味しいかどうか聞かれると妙な気分だが、好きか嫌いかで行けば好きな味だ。
なんというか、草食べてる感じがたまらない。
かんてんクックのおかげで、妙な食癖を遺憾なく発揮できる日々が、ついに到来している初夏の予感である。
うちに大量にある耐熱ガラスのキャニスター。
容量メモリがついてるのでこのまま作ってこのまま冷やしてこのまま食べられる。
400ccの液体に寒天小さじいっぱいで好みの硬さ。
かんてんクック製造機としてあまりにも便利なのでうっかり食べ過ぎる。
夏のアイスコーヒーにはいちいちポーションのガムシロを使うより手軽なので液体甘味料を買っておくのだけど、かんてんクックとの相性がいいのでこれまたうっかり食べ過ぎる。
食用のハッカオイルだが、よく見ると「ようじの先の濡れた程度の量をご利用ください」と書いてある。どうりで1滴スプレーすると後味が苦いなあ、と思いながら食べていた(うまい)。
今週のお題「おうち時間2021」