晴天の霹靂

びっくりしました

魚焼きグリルホットサンド ~圧をかけて高温で焼けばなんとかなる

地球沸騰と言われる時代にもありがたいことに収穫の季節がやってきて、スーパーは新しい小さなさつまいもが安く売っている。

小さいのをわざわざ選んで買ってきて魚焼きグリルにそのまま全部放り込み、15分くらい加熱。

竹串を刺して「ちょっと硬いかな?」と思うくらいまで焼き上がったらそのまま庫内で予熱にあてておく。

冷めたら一本ずつラップにくるんで冷凍庫に入れておき、食べるときレンジで温める。

サイズの小さい芋が出回っているこの季節だから可能な便利な軽食である。

 

魚焼きグリルの話をすれば、最近なかなかのひらめきがあった。

我が家はリンナイのガステーブルで、魚焼きグリルはココットプレートという蓋つきの鉄板がセットされている。

何を焼くにも大変便利で気に入っているのだけど、「グラタン焼きたい!」などという野望に対しては、高さの問題で厳しい事が多い。焼き芋も小さいのでないと難しい。

この高さ問題を、有効活用するメニューを突如ひらめいたのである。

食パンを2枚用意する。ココットプレートの真ん中に一枚パンをおいて、ハムを載せる、チーズを載せる、トマトとかきゅうりとか、なにかあったら載せる、あるいは昨晩のお惣菜の残りを載せる。上からもう一枚のパンを重ね、ココットの蓋をしてぎゅーっと押し付ける。ただ蓋をするだけで奇跡的に全体にちょうどいい具合の圧が掛かるのだ。あとはグリルの「トースト」のボタンを押して焼き上がるのを待つだけだ。

茶店で出てくるホットサンドの、耳圧着のカリカリ感とはちょっと違うが、高温短時間で焼き上がるのでちょうどいいカリカリジューシーなホットサンドが出来上がる。

ちょっとだけ残ってるお惣菜みたいなものをなんでも食べられるのも便利だし、重ねてぎゅっと押して焼くだけ、という単純さも素晴らしい。

 

魚焼きグリルでホットサンドなんて天才的なことを思いつくのは私だけではないはずだ、と思って調べたら、やっぱりグリルやオーブントースターに入れて使うためのホットサンドメーカーというものが存在していた。

 

茶店で美味しいホットサンドに出会うたびに「ホットサンドメーカーってあると楽しそうだけど、買っても使わないんだろうなー」という気持ちになる面々には、魚焼きグリルという方向性での工夫も、ぜひおすすめしたいと思った食欲の秋である。