先日『マツコの知らない世界』で「フライドポテト」を特集していたのが、なんだかついつい見てしまうおもしろさでした。
フライドポテトって、安い素材を使って、料理と言うより作業に近い感じで雑にガッシャガッシャあげられてたりすることは知ってるわりに、そんな情報ものともせずみんな好き、ってあたりが楽しいですね。
チェーン店だと、同じ店なら同じ味のものが提供されるハズではあるけども、実際食べてみるとおいしいときと、しょんぼりするときとがありますし。だからと言って誰に文句を言う感じになるわけでもないところとか、ちょうどよい「緩さ」にあふれた世界を感じます。
番組では193店舗食べ比べたという人が出した結論として、一番おいしいのは近頃よく見かけるようになった新興のネットカフェ「快活倶楽部」の細切りポテト、という結論になっていたところも期待を裏切らない感じで良いですね。微妙さ加減が絶妙。
ファストフード店で外食する機会はめっきりないのですが、そのわりには近頃はかつてないくらいフライドポテトをよく食べています。
なぜと言って、近年我が家にもたらされた奇跡の調理家電「水なし両面焼きグリル プレート付き」のおかげです。
買って以来、水なし両面焼きグリルの話ばかりしていますが、感動したからです。
業務スーパーで一キロ200円程度の冷凍フライドポテトを買っておいて小腹が空いたときに食べる分だけ焼きます。
シューストリングで9分くらい。タイマーかければコンロが勝手に焼いてくれるのでピピっとなったら塩を振って食べるだけです。
少し太めのストレートカットのときは9分でいったん混ぜてからあと3分くらい焼くとムラなくおいしいのができますが、不精して雑に12分くらい焼いてムラっけのあるのを食べるのも気分は盛り上がります。
オイルスプレーでちょっと表面に油を吹き付けてから焼くと表面温度が上がり、カリッと仕上がります。 私の好みでいくとこれは必須のひと手間。
油の始末など一切なしに、どこのチェーン店にも遜色ない熱々フライドポテトがいつでも食べられることを発見したときの私の快哉たるや、最初に海水で芋を洗った幸島の猿にも引けを取らないに違いなく。
番組で推されていた「快活クラブの細切りポテト」も、こうなってくると確認のために食べにいきたい気持ちにもなりますが、「いい年してテレビを観てフライドポテト目当に来た人」感丸出しでいくのも、なんといいますか色々とね。
ネットを見てるとユウキのポテト用シーズニングをかけると快活クラブの味になるという情報が出ておりまして、これはこれで興味深いところではあります。しかし、幸島の猿としてはここはひとつ頑固に塩一徹で行きたい所存。赤穂の天塩もうまいのだ。
