晴天の霹靂

びっくりしました

『マンダロリアン』 ~自宅療養といえばディズニープラス 

風邪が治ってしまうと少しさみしいのは「溜まっていたエンタテインメントの消化」という作業に専念する口実がちょっとなくなってしまうところでもあります。

一週間ほど前、謎のウイルス感染に咳き込みながらディズニープラスに加入。

「いつかは観ねばなるまい」と思っていた『マンダロリアン』をようやく観始めたのですが、まだシーズン2、3を残したままわりと回復してしまったことに、今更ちょっと戸惑いを覚えたりもする始末です。

先が気になるよう。


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3年前にシーズン1が始まったときから、それはそれは評判が良いことは気になっていたのではありますが

「そうは言っても私はNetflixで手一杯だし」

「そもそもスターウォーズにそれほど思い入れある世代じゃないし」

などとのらくらしていたものです。

それでもあれほどみんなが口をそろえて褒めているものならば、いつかは観なければいかん、と思って居た矢先、滅多に風邪をひかない体質にしてめでたく風邪を引いたので「今でしょ」と相成った。

 

かっこいい風景と音楽を背景に、まさかの「子連れ狼」からの「七人の侍」展開。

鉄仮面なのですごい冷徹でできるヤツなのかと思いきや、意外とジャワ族にすら馬鹿にされるちょい駄目主人公が銀河を渡り歩きます。

合間合間に登場する、奇想天外な関節の動きで方向転換をするドロイドとか、驚かせるとパンケーキみたいになっちゃうドロイドとか、四足の魚にまたがる豚のおじいさんとか、重力の法則を無視して動く重たそうなものとか、風雪に汚れたでっかいものとか。出てくるものがいちいちかっこよくも可愛くて即物的に気が利いている。

「そうか、スター・ウォーズってストーリーじゃなくて世界観の快楽だったんだなあ」

と、今更にして大変思い知った次第でした。

スターウォーズ人気ってこういうことだったのね。

 

私が生きてる世界線の他にもう一個こういう宇宙があって想像つかないような生物、無生物が頑張ってるんだ、とか思いながら観ているのが本当に楽しかったです。

あと、うっかり「可愛いかも?」と思いはじめたベイビーヨーダが実は50歳で、自分より年上ってところも素晴らしい。

久しぶりに自分の伸びしろを感じた瞬間でした。元気だしてやっていこう。

 

 

 

そしてやっぱりグラフィックノベル版も買ってしまったのでありました。

ディズニープラスでドラマ版を観たあとにコミック読んで余韻に浸るという、普通にスターウォーズおたくのようなことをしてる自分にちょっとびっくり。

世界観の良さなのよ、やっぱり。

 

 

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