晴天の霹靂

びっくりしました

Oladance ウェアラブルステレオ  ~耳穴小さい族に快適なバッテリー長持ちイヤホンを求めて

 

私がごとき「耳穴小さい族」は近年主流であるカナル型イヤホンに大変悩まされる、はずである。

あのシリコンのパーツが耳の中で圧迫感があるし、イヤーパーツのスペアを買っていろいろサイズを試していたりすると突然ポロッと落ちたりするし、蒸れるし。

……そもそも、本当に私の耳穴が小さいんだろうか。

大多数の人にとっては、あのシリコンパーツはある程度不快なのではあるまいか。

いや、昨今の主流になってるくらいなのだから、平気な人のほうが多いのであろうか。

かくも神秘の多い人の耳の穴である。

 

 

 

少し前に購入して、そんな耳穴不快感に劇的な解決をもたらしてくれたのが、サウンドイヤカフという、耳たぶにひっかけるタイプのイヤホンであった。

これは私のQOLを一気に引き上げてくれたので本当に感動した。

耳穴は爽快だし、外音も聞き取れるので、外を歩くときにも安心してつけていられる。

近年の買い物の中ではめざましく生活を改善してくれたもののひとつであるが、気に入って使ううちにちょっとばかり問題点が出てきた。

バッテリーの持ちである。

公式でのスペックは本体単体での連続再生時間が6時間と、イヤホンとして特に短いわけではないように思うが、実際使っていると体感としては4時間くらいしかもたない。

ちょっと外を出るだけのときならバッテリーを充電しながら使えば十分一日使えるが、パソコンに向かう時間も使いたいとなると4時間は短い。

耳穴に入れないオープンイヤー型でバッテリーの心配しなくて良いものはないものか。

 

 

そうこうするうち、本体単体で16時間連続再生という商品を見つけてしまったのだ。

仮に公式で言ってるスペックの半分しか持たないとしてもまだ十分魅力的な大容量ではないか。

こういう耳掛けタイプは、メガネをしたりマスクしたりピアスしたりマフラーしたりするとあっという間に耳周りが収集つかなくなるからと、これまでイヤカフ型に特化して注目していたのだけれど

今回はそんな耳周り事情もうっかり忘れるくらい、バッテリーの持続時間の深刻な不便を解消することに集中してしまっていた。

なんせ充電が切れてしまっては単なる耳飾りだ。

 

 

アンビー「サウンドイヤカフ」とオーラダンス「ウエラブルステレオ」


使ってみると、サイズは大きくはなったのだけどそのわりに装着感は軽く、お陰でサウンドイヤカフとくらべてぐっと音が良くなったのには、やはりテンション上がった。

「うーむ、やっぱりイヤホンは原理的には大きい方がいい音が出るものか」

と基本に立ち返って感動してしまったくらい、耳馬鹿でも聴き比べるとちゃんと音の厚みの違いがあった。

そしてどれくらいまで使えば尽きるのか、数日ではまだ検証ができてないくらい、日常の使用でバッテリーも十分もつ。感動的だ。

 

 

何しろ本体のみで公称16時間持つので、ケースがバッテリーケースじゃないのだ。

オーラダンス ウエラブルステレオ

充電機能のみのケース。「一日もつから出かけるときは本体だけ持っていけ」の構えである。

なるほどこの発想があったか、と思ったもんだ。

たしかにお出かけのときにひょいとポッケに入れるには微妙にでかすぎるケースだ。

 

 

メガネやらマスクやらをつけたり外したりする外では相変わらずイヤカフ型を使う。

ポッケに充電ケースを持ち歩いて、必要に応じてつけたり外したりしながらの使用に便利だ。

外す必要がないときは音だけ消して耳につけっぱなしにしていても全然邪魔じゃないのも良い。

バッテリーと音がやや犠牲になってるのだとしても、軽くて小さいってのも、本当に使いやすい機能のひとつである。

 

 

どっちも「うーん、安くないねえ」と思いながら恐る恐る買ったが、やっぱり用途にあったイヤホンは生活の快適度に劇的に貢献してくれるので、良い買い物をしてしまった、という満足度は大いにある(しかし楽しすぎるオープンイヤー型イヤホン沼怖い)

 

 

 

 

↑ところで、こういう感じのいろんなサイズのイヤピースが入ってるのを買って全部試して、全部合わなかった経験があるのだけど、これは耳穴が小さいのだろうか、大きいのだろうか。単に神経質なんだろうか。っていうか、耳穴って本当にそんなに人類共通した形なの。