お題「#買って良かった2020 」
振り返るに2020年、家に居る時間の快適度を劇的に引き上げたのはスマートスピーカーとネックスピーカーだったのである。
文字で書いてみて、どっちもスピーカーだったということに気づいてちょっと気恥ずかしかった。私の耳は馬鹿の耳。
テレビのない我が家において、スマートスピーカーは何よりもまずラジオとして大活躍している。
時計代わりとしてのラジオも聞くし、自分にあったラジオ番組がやっていない時間帯はスマホとbluetooth接続してラジコのタイムフリー視聴をしたり、ポッドキャストを聞いたり(朝日新聞ポッドキャストが面白いね)、youtubeの音声視聴をする。
急いで読みたい本があるときはKindle書籍の読み上げもこれで聞く。
家にいる時間帯の情報源はだいたいすべてここから飛んでくる。
狭い家とは言え、ずっと静かに一箇所で座っているわけではない。
皿を洗って、風呂を洗って、洗濯物を干して……などとやってるときに情報が途切れないようにするためには、ネックスピーカーが画期的だった。
ラジオ好きの人が、どの部屋で作業をしていても話を聞き逃さないように全部の部屋にラジオを置くなんていう話はたまに聞くが、スピーカーの方がついてきてくれるというのはさらに気がきいているではないか。
なにしろトイレにまでラジオがついてくるのでびっくりすることがある。
スピーカーに疎い私には理解の難しいくらい価格帯に差がある中で、これは2万円を超える結構高い部類であり、ラジオを聞いたりする程度の私にはちょっと贅沢なのかもしれないとは思うのだ。
思うのだけど大変に気に入ってしまっているので、いずれバッテリーが消耗して寿命がきても、できれば同じものを買いたいものだというくらいの愛着を持っている。
ラジオでもやっぱりいい音が聞くほうが楽しい。
(よく考えたらスマホ→スマートスピーカー→ネックスピーカーと2回も無線で飛ばして平気な人が音質について言及するのはちゃんちゃらおかしいのではないかという不安が出てきたので急速にむにゃむにゃ。とにかく、このネックスピーカー自体はbluetooth非搭載である)
この季節ならではの微妙な欠点をあえて言うならば、「リラックスゆたぽん首肩用」をレンジで温めて、いざ首にかけようと思ったとき、すでにネックスピーカーがぶら下がっているために「しまった、首が足りない!」となることが、しばしばある。
つまり、300グラム超とそこそこ重いスピーカーであるにしては、たぶん形状がうまくできているせいで、日常的にそんなおちゃめさんをしてしまう程度には快適に使用できるということだ。てへ。
厳密には2020年の買い物というわけではないが、色々と想定外だった2020年の在宅生活を総合的俯瞰的に居心地よくしたのはスマートスピーカーとネックスピーカーの組み合わせであったとは言える。Goto自粛。