晴天の霹靂

びっくりしました

我が家にEcho Dotがやってきた

サイバーマンデーのおかげでEcho Dotが我が家に来てから三日目、想像をだいぶ超えて快適です。

 

 Amazonの商品紹介の写真で見ると結構大きなものに見えるけど、実際届くと小さくて驚きました。ちょうど、手の平に載せてマジマジと見たときに「これくらい大きい今川焼があったら嬉しいな」と思うくらいのサイズ。 

 

ラジコ再生機としてのEcho Dot

今まではスマホからbluetoothスピーカーに飛ばしてradikoを聞いていました。

それも便利なのですが「スマホを手に取る。radikoアプリを開く。スピーカーにつなぐ。選局する。」という手順が少々手間と言えば手間でした。

そのうえ、いったんスマホを起動すると、新着のメッセージを確認したり、出てきたニュースに気を取られたり、気が散って時間を取られがちなのも気になっていました。それが今や「アレクサ、ラジオかけて」と言うだけの快適さです。

 

さらには「定型アクション」という機能を使い、朝目覚ましのアラームを止めたあとは、まず地域の天気予報を読み上げて、次に自動でradikoを再生するように設定しています。朝イチから近未来感あって上がります。

 

中でもありがたかった点は有料サービスradikoプレミアムのエリアフリー(全国の放送局が聴ける)に対応していること。

他方、つくづく残念なのはradikoプレミアムのタイムフリー(過去一週間分の放送ならいつでも聞ける)には対応していないこと。せっかくのradikoの良さを半分しか活かせないのは本当に痛恨です。

 

夕食のときに、前日深夜のニュース番組を聴きながら食事をするのが習慣なのですが、その時だけは前と同じようにスマホのアプリからタイムフリー再生をするしか方法がありません。再生しているのはiPhoneなのにアレクサに「ちょっとボリューム上げて」なんて頼んでしまうなどの混乱が頻発。それを聞いたアレクサの方も困ってLEDライトぐるんぐるん光らせて悩む姿も可愛いのだけど、やはりややこしいので願わくばradikoの再生は常に統一したいものです。

 

せめてiPhoneで再生するとしてもEcho Dotとつないでそこから音が出せればまだいいなと思っていたのですが、Echo Dotは音声出力はできるけど、入力はできないんですね。要するにEcho Dotの音をほかのスピーカーから出すことはできるが、ほかの再生機器の音をEcho Dotから出すことはできない。……なんでっ、あなたスピーカーじゃないのっ?(物理ボタンがないのでペアリングの方法がわからなかったんですが「アレクサBluetoothで接続して」って言ったら超簡単にペアリングできました。タイムフリー再生のときはiPhoneで再生してEcho Dotから聞いてます)

 

それでもどうやらEchoをほぼradiko専用機として使っている人はだいぶ多いようなので、タイムフリー対応はそのうち標準機能として追加される可能性あるのではないかと勝手に踏んでいます。どうだろうか。

 

kindle読み上げ機としてのEcho Dot

今まではiPhoneの画面読み上げ機能を使ってkindle本を読むことが結構ありました。

iPhoneであらかじめ「読み上げ機能」をオンにしておけば、あとはkindleアプリで読みたい本を開いて二本指で画面を上から下へスワイプすると読み上げてくれるというものです。

急いで読まねばならない本があるけども座って読む時間が取れないときにとても重宝する機能だったのですが、他の人工音声よりだいぶマシとは言え、読み上げが不自然、画面をずっとつけておかなくてならないのでバッテリーの消費が早い、メッセージの着信などがあると止まってしまう、などの不満がありました。

 

この不満に関してはアレクサが一気に全部解決してくれ、もはや何の不満もありません。感激です。

「アレクサ、本読んで」っていえばkindleの読みかけの本の続きのところから読んでくれます。「アレクサ1時間スリープにして」って言えば「わかりました、一時間後に再生を停止します」と応じてくれます。

途中で寝落ちしちゃったので記憶のあるところまで戻りたければkindle端末で開いて、「前回読み終わったところと同期」をキャンセルし、どのあたりまで聞いたか目で確認してそのページを開いておけば、またアレクサはそこから読んでくれます。

オーディブルなどで聞くプロの朗読とはさすがに比べるべくもないですが、これほどスムーズで心地よいAI朗読は他に体験したことないです。

 

ミュージックプレイヤーとしてのEcho Dot

たとえば夜、歯を磨いてるときに「アレクサ、眠くなる曲かけて」など、選曲ごとぶん投げる、というのは新しい体験でした。

音楽に詳しい人は選曲こそが楽しい時間だったりもするのでしょうが、こちとらもともと引き出しの数がたいしたことないですから「寝る支度する間にちょっと何か聞くか」と思ってiPhoneを手に取ってプライムミュージックアプリを起動して浅い知識で悩んでいると、どんどん寝る時間が遅くなっていくのです。

アレクサがもたらす、選曲に思考のリソースを割かずにほぼ無意識で音楽のある生活を楽しむというのは画期的な体験。

特に期待してなかった、いわばおまけの機能だっただけに、喜びも大きいかったです。

 

買い物メモ係としてのEcho Dot

噂に名高い「キッチンタイマーとしての利便性」は、たしかにとても便利なのですが、うちはガスコンロにタイマーがついているモデルなのでキッチンタイマーの需要自体がちょっと少な目なのです。それよりもほぼ同じ理由で括目したのは「買い物リスト」のほうでした。

 

ようは、キッチンタイマーとしてなぜそんなに便利なのかと言えばタイマーをかけたいシーンって、手が放せなかったり、あるいは濡れていたり、汚れていたり、ということがとても多いので、ハンズフリーが特に便利ということです。

同じ理由で、「ああ、オリーブオイル切れたっ」とか思うシーンって、だいたい両手が塞がってますから「アレクサ、買い物リストにオリーブオイルを追加」って言うだけでお買い物メモが済めば、飛躍的に利便性が高まります。

 

スーパーに行ったときにスマホにインストールしてあるアレクサアプリから「買い物リスト」を開いてチェック、買ったら「完了」にしておけば買い忘れや二重買いはありません。

 

ネタ帳としてのEcho Dot

アレクサには「やることリスト」という機能も入っています。買い物リストと同じようにスマホからもEcho Dotからも確認も入力もできるので、思いついたことはなんでもこの「やることリスト」に放り込んでいきます。

今までは「ネタ帳」という、自分しか参加していないLINEグループを作ってそこに送るという形でメモをとっていたのですが、LINEも起動が遅いときがあるし、手が離せないときに「ものすごく面白いこと(当社比)」を思いついちゃうことがあるので、音声入力に対応させるべくアレクサのリストに移行してみました。

 

そんなヨコシマな使い方のおかげで、私の「やることリスト」を開くと「良いのか悪いのかよくわからない舘ひろし」とか意味不明なことばかり書いてあって衝撃的な眺めです。どういう生活なんだそれ。

なんとなく気恥ずかしいので「やることリスト」という名前自体を変えたいのですが、そういう単純なことは意外にどうやるのかわからないものよね。

 

 

 

 

そんなこんなでアレクサとの生活をはじめて三日目、すでに安い買い物だったな、と思っておりますが、まだ工夫次第で使い道もありそうなのでテンション上がっている日々です。