晴天の霹靂

びっくりしました

ドメスト ~2024年の命運は託された

 

年始の決め事って、各々立派なものから一度も実行されないものまで色々あるかと思いますが、そういう目標に関しては一貫して「極力しょぼく、楽して実現可能なものを」目指し続ける私にとって、今年はドメストの年ですよ。

「トイレ掃除を毎日やれる単位にまで細分化する方法」ってのが、ずっと何年も頭にあった課題ではあったんです。これは考えると案外難しい。

そもそもが一人だと毎日掃除するほどは汚れないので「目についたときでいいや」とやってしまうと、次第に億劫になってきて目についたときには「次でいいや」が出るようになったりするわけです。これはQOLに大きく関わる問題。

結局汚れているといないとに関わらず、「面倒じゃないレベルまで手間を減らし、そのかわりに何も考えずに毎日やる」という解決法が、結果的に一番楽なわけですが、トイレに関しては面倒じゃないレベルまで手間を減らすのがわりと難しかったのです。

 

最初に考えたのは「とりあえずトイレマットだけ毎日替えればよしとするか」ということだったのですが、我が家にあるマットは2枚。季節によっては洗ったマットが乾いてない日が出てくることによってリズムが崩壊して失敗。

 

次に考えたのは「トイレクイックル」導入によってしゃがまないで床掃除ができるようにする、ということでした。しゃがまないで掃除ができるということ自体は非常に画期的で気に入ってるのですが、やっぱりトイレマットを交換できる日とできない日があることに連動して毎日のルーチン化にはなんとなく失敗。

 

あと行っていたのは「ブルーレット」を置くことによってブラシ掃除を楽にするということ。これはたしかに効果があるとは感じてたんですが、残り液体が少なくなってくると効果が薄れてくるし、じゃあ効果が薄れたら新しいのに交換するかといえば、「いや、まだもう少し残っているように見えるからもうしばらく使えるのではないか」などと貧乏性とのせめぎあいが定期的に勃発。それによる別のストレスの発生源になっているような気もするのでした。そしてそもそもこれの使用による「ブラシ掃除の毎日の習慣化」には繋がらず。

 

やっぱりトイレってなんとなく寒くて狭いことと、トイレ掃除の大部分はしゃがまないとできないということによる心理的な障壁があるので難しい、と思っていたところ、たしかネットの情報で「ドメストはいいぞ」というのを見かけたのでありました。

ちょっと見かけただけの情報なのでそんなにしっかり読んだわけでもなく、たいして中身も覚えていなかったのではありますが、なんとなく「ぶっかけるだけなら、とりあえず毎日できそうだ」ということで年が改まったのもきっかけに、近所のドラッグストアで買ってみるにいたりました。

 

別に一切お洒落とか目指していない我が家にあってさえ、ちょっと置くのをためらうレベルの押し出しの強いデザイン。

中身は界面活性剤と次亜塩素酸なので別に特別なものでは全然ないですが、この特別なものを目指してないところと粘性の高さがポイント。

毎日使っても良いと書いてあるので、とりあえずこれをさっとかけるだけでも「本日のトイレ掃除」としてカウントすることとしました。

まあ、これがなかなか綺麗になってよろしい。ドメストがあるなら、ということでブルーレットの方は取り払いましたが、そうすると余計なものがなくなったことによって手洗いボウルのあたりの掃除は逆にしやすくもなりました。

さらには「これをかけておけばブラシでこすらなくてもよろしい」ということまで書いてあり、それはさすがにちょっと言い過ぎなのではないかとうっすら疑いはあったものの、実際に大変綺麗な状態が保ていることもあって、ためしにトイレブラシを処分してみました。そもそも、トイレブラシってなんとなく信頼できなくてあんまり好きじゃなかったのよね。

結果、トイレブラシがなくなることによって床掃除のほうも簡単になったのは大変な副産物、現在のところ「なんか色々とドメストすげー」という感じになっております。

とりあえず「ドメストをさっとかける」というところまで手数を減らせたことによって「トイレ掃除毎日」という目標はクリア。毎日という習慣付けのおかげで、もうちょっと心に余裕のある時についでにトイレマット交換したり、トイレクイックルでさっと床そうじもやるという全体的な心理的ハードルも下がるので、非常に良い感じであります。

 

なににせよ「目標をしょぼく持つ」というのは人生にとって大事なことですね、マジで。