晴天の霹靂

びっくりしました

保湿の季節のハンドクリーム、キュレル

 

冬になればハンドクリームを買うのです。

なんかパサパサしてきたな、と思ったらその場で塗りたいので、机やらカバンの中やら洗面台やらいろんなところに配備します。それにはニベアあたりが安くて品質も良く、どこででも手に入るので便利なんですが、たまにはちょっと変わったのを探して香りを楽しみたくもなる。

メンソレータムで「ローズハマナスの香り」というのを見つけて、「珍しいし、好みの予感がする」と思って買ってみました。定期オトク便で安いし。

届いて驚いたのは、箱に書いてある効能書がやけに見慣れない感じなのです。

「のびが良く、すっとなじむ」「ベタつかず、しっとりうるおう」はハンドクリームのアピールポイントとしてよくわかるのです。

しかし問題は一番上。

-20℃でも凍らない

ハンドクリームって凍るのかっ!

広い北海道の中でも比較的南方人である私としてはあまり考えたことがなかった現象なのですが、たしかに「ボールペンのインクが凍るから夜はペン立てを冷蔵庫にしまう」というような環境下では、机に出しておいたハンドクリームが思わぬことになったりするものなかもしれない。とんだ盲点でありました。

ちなみに使い心地は、さすがの保湿力でありながらベタつかないのが優秀でした。この冬バッグに入れておく用とする。

 

 

昨今の保湿といえば特筆すべきがもうひとつ。

夏あたりから使い始めたキュレルが冬になっても絶好調である話です。

化粧水って「ほとんど水なんだから一番安いのでいいんだよ」と思ってちふれあたりを長年頑固に使い続けていたのですが、「キュレルのミストタイプが全身に使いやすくてとてもいい」という話を聞いて、ためしに変えてみたのです。

とはいえ一回に買う化粧水の値段としては、「高くなるよなあ」としばし悩んだ末、ここらへんは雑な人間の偉大な思い切り「じゃあ、もう乳液を買わなければいいじゃん」という結論に至りました。

 

我々はいつの頃からか化粧水と乳液は必ずセットで使うように、ほぼ全方位的に説得されて生きてきています。

いわく「化粧水で保湿し、油分で蒸発を防ぐ」という理屈だそうで、そう説明されればなるほどおかしなことは言ってないな、と一応納得はします。

しかし、私は昔から顔に油分の多いものをつけることが非常に苦手で、なんとか乳液的なものを避けて通れないかということばかり考えていた身の上でもあるのです。

これにたいしては「乳液は絶対に塗らないと駄目っ、かえって皮膚がパサパサになる!」というような脅迫が随所に流通しているため、なんとなく使わざるを得ないのであろうか、と生きてきたのでありました。

 

それがここにきて「キュレルが結構高い」ということを言い訳に、他に顔に塗るものを買わない、といきなり決定。以後ずっと顔を洗ったらキュレルのミストをしゅーっとふりかけて終了としたのでありました。

手数が減ってたいへんに快適な日々、かつ、この厳冬期に差し掛かってもなお目が覚めるたびに

「うーむ、今朝もまったく無駄に肌の調子がいいねえ」

と我ながら感心するほどの抜群の保湿力。今まで強迫観念的につけることを迫られてきた乳液とは一体なんだったのか、と驚き飽きられる冬を迎えております。

 

誰に何を言い含められようとも、付けないことによって不都合が生じていないものを無理につける必要は一切ないのだと、身をもって実感した次第でした(ちなみにミストだと化粧水自体も見た目より長持ちするので、ちふれを使ってた頃と比べてもトータルの費用はほとんど高くなってない気がする)

 

 

逆さにしてもスプレーが出るので背中をはじめ全身に使いやすい、というのでも人気があるらしく、乾燥すると身体痒い人の湯上がりにもおすすめです。

 

 

 

乳液的なものこそ使ってないけど、水と化粧水で湿らせたコットンを5分顔に貼っておくローションパックは気持ち良いので毎晩やっており、調子がいいのはそちらのせいもあるかもしれない。大人は乾くので保湿大事というのは間違いない様子。