晴天の霹靂

びっくりしました

眉毛脱色 ~今さらこんな愉快なことが

1977年生まれ45歳。眉毛を脱色することにハマりはじめている。

長い年月を眉毛剛毛族として生きてきて、手入れしてくれる美容師さんが近所にいない時期はほぼ眉ジャングルになったまま生きていくしかなかった半生であった。

ところがここに来て「体毛用の脱色クリームで眉毛の色を抜く人が結構いるらしい」という情報をネットの大海から偶然釣り上げる。

その手があったか。っていうか脱毛クリームは知ってたけど、脱色クリームなんて売ってったっけか。

 

色々迷いつつも無事買ってきて、ペットボトルのキャップに1液と2液を混ぜて綿棒でちょこちょこと眉毛の上に載せていき、コットンを貼り付けて5分放置。洗い流すと、まあなんと本当に色が明るくなっているではないか。

「なにこれ、面白い。どんどんやったら真珠の耳飾りの少女みたいな顔になるのかな。なるわけないな」などと変な方向にテンション上がるほどに、5分で印象が変わるのは実際愉快なことだった。

髪を染めるときにサービスで眉も染めてくれる美容師さんもたまにはいるけれど、法律的にはわりとやらない方がいいものなのか、そういうケースはあまり多くない。

「体毛用のやつ使って自分でやっちゃえばいいのよ」

なんて、高校生がクラスメートから仕入れるみたいなややいかがわしい豆知識にネットのおかげで遭遇できて、好奇心やら赤毛のアン的虚栄心やら悪戯心やら色々混じった気持ちで鏡の前に5分座ってるなんて経験が今さらできるなんて、我ながら愉快なことだ。

団塊ジュニアたる我が人生、高校生のときは勉強ばっかりでこういう経験はほぼできなかったけれど、別にいくつになっても面白いことって尽きないもんだよな」

と思いながらややムラに染まった眉毛を凝視する。産毛のところをもうちょっと金色にしたい。

 

 

 

「顔や眉に使用しないでください」とわざわざ書いてあるので人には勧めない。クリームが柔らかいので雑につけて目にでも入ったら大変なことだという警告だと思われる。

 

 

 

最近読んだ面白いコミック。

高校生がいわゆる「高校生らしい」ことを日々積み上げながら過ごしていくビルドゥングスロマン。「ボーイミーツガールとかもういいわあ。飽きたわあ」とか年寄りくさいことを言いがちな私にして、うっかり夜更かしして全巻通し読みしてしまった。「ジェンダー規範再生産、喝!」とかならなくて済む異性愛ものもこの世にはちゃんとあるのだな。そして登場人物がみんな親戚の子かなんかに見えてめっちゃかわいい。