どういうわけだかヤクルト1000の人気がやたらとすごいというので、走って見に行ってみたら実際、どこのスーパーもこんな感じになっているではないですか。
「へえ、なになに。なんでそんなに売れてるの」
なんてwebサイトを見てるとヤクルト1000はさておいてもなかなか興味深いことがいろいろ書いてあるものですね。
小腸で働く乳酸菌、大腸で働く乳酸菌、胃で働く乳酸菌、なんて機能別に細別されていて、乳酸菌ってそんなにいろんなところで頑張れるのか、と初めて知るわけです。
ましてや睡眠やらストレスやらにも影響あるとは、今まであまり考えたこともない。
「こんなにいろんなところで頑張るなら乳酸菌だけ元気に生きていてくれれば、私はぼんやりしててもそこそこ人生うまくいくんじゃね?」
というような、ヨコシマな思いについにとらわれるというものです。
私が頑張るより乳酸菌が頑張るほうがはるかに効率良い疑惑、急浮上。
今でこそやっていないですが、ぬか床を作るのが好きでハマっていた時期があります。
ぬか床を世話してると「乳酸菌を育てる」ことについてはだいぶ熱心に考えるものです。
うまくいってるときは柔らかくてふんわりして温かくて、いかにも「ご機嫌な生き物を育てている」という感じがするし、
悪玉菌のほうにバランスが傾くとあっという間に、冷たくて手触りも匂いもよくない「不機嫌な有機体」が出ます。
なるほど、人間の身体もきっとこんな感じになってるんであろうなあ、とぬか床混ぜながらよく思いました。
最終的に挫折しといていうのもナンではありますが、良い菌を育てるコツは「うまくいってるときはできるだけほっとく」「毎日観察をして調子悪そうだったら状況にあった手助けをちょっとする」「菌のバラエティは大事」みたいな感じ、と思ったもんです。
人体もたぶんそんななんじゃないか。
そんなわけで「菌育てよう、菌」というのを、近頃ちょっと意識して暮らしてます。
朝ビオスリー飲んで、普通にそこらで手に入る機能性乳酸菌飲料をどれかしら一日一本くらい飲んで、納豆と味噌汁食べて。
2週間くらい気をつけてると、やっぱり全体的にちゃんと調子がいいもんです。
一本でたちまち「ヤクが決まりましたっ!」みたいな激変が訪れるわけではないけど、なんていうか気をつければ気をつけたぶんだけは普通に体調に反映している感。
ヤクルト1000もよかろうが、体内でちゃんと良い菌が育てばヤクルト1000でなくても本当はいいんだろうなあ、という普通のことを思うのでありました。
腸の調子がいいと、たしかになんとなく機嫌はいいよね。