我が家にはほとんどパンを焼かないホームベーカリーがあります。
パン作りよりも、ヨーグルトやら酵母おこしやらの発酵機能が付いているのが面白く、
定期的に「いろいろ発酵させてみたい欲」がやってきます。
醤油麹と塩麹を交互に作り置くのもだいぶ定着してきた昨今、突然
「玄米を発芽させられるのではないか」
ということを思いついてしまったのです。
エムケー精工(MK精工) 自動ホームベーカリー ふっくらパン屋さん 1斤/1.5斤選択 (米粉/天然酵母対応) [残りごはんでパンがつくれる] ホワイト HBK-152W
- 発売日: 2016/08/16
- メディア: ホーム&キッチン
昔、気に入っていたスープカレー屋さんでおいしい玄米を出してくれる店があったのですがその店もなくなり、思い出して自分で玄米を炊いてみてもパラッパラで全然箸にかからないようなものになってしまう。
「やはり玄米は専用の釜で炊かねばおいしくならないものか」
と思っていました。
そんなある日、なぜかホームベーカリーを見てるうちに思いついたのです。
「あのもちもちふわふわの玄米は、もしや発芽玄米というヤツだったのではないか。そして低温発酵機能を使えばうちでも発芽させられるのではないかっ?」
スーパーで玄米を一キロ買ってきて、洗って水につけて生種起こし用の「低温発酵24時間」。
今回は発芽が目的であって発酵されたのじゃ逆に困るので、途中で水を変えていろいろ繁殖しないようにし、だいたい24時間後。
正解の姿が全く分からないっ。発芽してるようには見えないっ。
でも、どうやらはっきり目に見えるほど発芽してる必要もないという情報もあったので、めげずに白米と全く同じに炊いてみました。
発芽してる様子がないから失敗してるのかと思ったら、なんとこれが美味いではないですか。
パラパラで箸からこぼれてしまう感じなのは、まだまだ研究の余地ありなのですが、やわらかくて香ばしくて、味については白米よりかなりうまい。
24時間かかるととはいえ、途中で一回水を変える以外はほおっておくだけなのでこれはちょっと飽きるまで色々やり方を研究してみようと思ったのでした。
ふっくら炊けた玄米、大変おいしい。
玄米から芽を出すことばかり考えてたらなんとなく「あたま山」思い出しますね。
さくらんぼを丸ごと食べたら頭から桜が生えるのです。
こんなご時世じゃありますが北国もぼちぼち桜の季節なのであります。