晴天の霹靂

上品な歩き方とかを習得できないまま人生を折り返すとは

発泡スチロール野菜保存箱 ~小型冷蔵庫で猛暑と闘う

暑い暑いという文句もあるけれど、とりあえず夏、ぶら下がり野菜の季節。

というので、グリーンピースご飯を作った。お米屋さんで調整してもらっている七分づきご飯に直売所で買ってきたグリーンピースを混ぜて蒸らすと、目にも青々と爽快な風が吹いてくるようなお膳がたちまちできて嬉しくなる。

うまいうまい。うまいうまいうまいうまい。

などと言い言いしてたらすっかりおかわりまでして食べている。なんだ、夏もいいものじゃないか。

 

築四十年超えの集合住宅である我が家はキッチンが極めて狭く、勢い冷蔵庫も大変に小さい。野菜庫のないタイプの冷蔵庫である。もとい、一見野菜庫ふうのスペースこそついているのだけど、そこは冷風が直接吹き付ける場所なので、水気の多いものを置いたらあっという間に凍るのだ。一体何のトラップなのか。

 

それでも「まあ北国のことだし、こまめに買い物に行くようにすれば、野菜は常温保存で大丈夫だろう」なんて思っていたのはもう昔のこと。今や野菜を常温に出しておけば、ひとりでにお浸しになる気温が普通になった。

その上、最近では近所の直売所で美味しい野菜を一週間ぶんずつ買うようになっている。

せっかくの美味しい夏野菜をなんとしても一週間もたせなければならないと考えた末、夏前に発泡スチロールの野菜保存箱を導入した。

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ちょっとおもしろいのは、「キッチンにでかい冷蔵庫を置く場所もないような極小住宅だったら野菜箱を置く場所もないんじゃないの」となりそうなものであるが、そこは土地柄。玄関脇にでっかい灯油タンクを置くスペースがあるので、そこだけやたら広いのだ。昔の北海道は寒かったってことである。

 

この野菜保存箱に超強力保冷剤を最低3つずつ入れて毎日取り替えている。

「さすがにそんな面倒なこと続かないんじゃないか」

と買う前には心配したものだ。

やってみると、たしかに面倒ではあるのだが、それより保冷剤で冷やした野菜がいつまでも美味しいにはびっくりした。結局、冷蔵庫のように冷風で冷やす方式ではないので、野菜が乾燥しないのだ。

まさか、単に冷蔵庫が小さいというアクシデントにこんなおまけがついてくるとは。

毎朝、でかくて重くてかさばる保冷剤を3つタオルにくるんでよいしょよいしょと取り替えながら、ひんやりとみずみずしいきゅうりをついその場でバリバリかじってしまったりする。「この新鮮さは、たしかに苦労の甲斐はあるねえ」と。

 

 

今年に入って6個も買った強力保冷剤。これ以上気温が上がるとこれでも足りないかもしれない。