晴天の霹靂

上品な歩き方とかを習得できないまま人生を折り返すとは

『エイリアン:ロムルス』 ~前にどこかで観たような

『エイリアン:ロムルス』を観てきました。「どうなんだ、大丈夫なのか」とか色々言いながらも公開日に観に行ってしまうくらいには気になる、それが中年にとってのエイリアン。


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前にどこかで観た事ある感じの映像をずーっと観てたらついに映画が終わっちゃったので「……?……っ?」って思いながら家路につきました。

主人公の寄る辺ない若者たちとか、掘り下げれば魅力的になりそうな設定はいろいろあったのに「そこはそんなに掘らないのか、惜しいな」とか思ってる一方で、逃げ惑って終わりという印象。

終盤も、「なんと、ついに人間が神が生んで聖母になるのかっ?」と期待して勝手にテンションあげたのだけど、どうもそういうクレイジーさを発揮しにいく感じでもなかったようで、すーっと終わってしまった。

何作目のあそこのアレのオマージュとか、もちろん入っていてもいいけど、入ることで別に話が面白くなるものでもないので、やっぱり、せっかく宇宙に性器みたいな形の変な生き物がいるからには、度肝を抜いてくるような異常なものが観たかったんだよなあ。

びっくりさせるシーンは多かったけど、おおむね常識的だったような印象でした。いや、いいのだけどね。

 

 

度肝を抜くか抜かないかで言ったら「こんなに抜きにくる映画もないなっ!」と思ったプロメテウス。っていうか抜かれすぎて初見でほぼ理解不能でありました。