晴天の霹靂

びっくりしました

『ロスト・フライト』~そうは言っても機長には見えない

 

『ロスト・フライト』を観てきたよ。

本当は別の映画を観に行ったのです。ほぼ宣伝も見かけない地域創生系の映画なので「どうせ客席はほぼ私一人だろう」と思っていたらまさかの満席でチケットが取れず。滑り止めで『ロスト・フライト』を観る運びになったのでありました。ごめんね、ジェラルド・バトラー。でも面白かったよ。


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ジェラルド・バトラーの立ち位置というのがなんとなく好きなんです。まず名前が良いではないですか。声に出して読みたい固有名詞。その割には実際観てみると雰囲気にあまりジェラルド感もバトラー感もないところが、興味をそそられます。

それからいつも一定以上のクオリティに作品に出てるのに、あんまりどれかが大ヒットしたような印象がないところもちょっといいし、そもそも似たような作品ばかり出てるからどれがどれで何を観たんだか全然思い出せないところもなんとなく楽しいし。たまにアベンジャーズで弓を持ってる人と見分けがつかなくなる感じも渋い。

 

そんなわけで観てきた『ロスト・フライト』は、後半から「まさかこんな映画だとは思わなかった」とびっくりしてたら、お祭り騒ぎのうちに終わりました。次から次に状況が変わって大忙しなんですが、そんな中でもいい仕事をきっちりやる大人が何人も出てくるところなんかは良かったです。どんなに状況がとっ散らかってきても、必ず飛行機だけはきっちり綺麗に止めるジェラルド・バトラーが気持ち良い。

たぶん、私がこういう映画をきちんと把握するのが苦手なせいなんでありましょうが、「結局、あのお金なんだったの?」とか「あの人、あの後逃げる方法あるの?」とか、たぶん相当大事なポイントがいくつか全然理解できないまま終わったんですが、でもなんか、楽しかった。