サブスクを複数入りっぱなしにしてるわけにもいかないので、あちこち休止や再開を繰り返してながら調整している日々でありますが、久しぶりにネットフリックス復活したんです。
復活したらいつの間にか『ハートストッパー』のシーズン2が入っておりまして、やっぱり見つけると即座に見ちゃうもんですねえ。
最初にシーズン1を「面白いよ」って教えてもらったときに
「いやいや、今どきそんなベタなBL設定のドラマが面白いわけな……面白いやないかーいっ」
となったもんでした。
コミック原作だというからそれも買ってみたらこれまた面白くて、最新刊まで全部読んでしまったので、ドラマよりだいぶ先までストーリーは知っているのです。先に進むほどシビアな話。
かくしてコミックのシンプルな絵面に見慣れたあとで、再び実写ドラマに戻って観たら、まあ付き合いたての高校生カップルなもんだから、ずっと見つめ合ってるかキスしてるか、の状態になってしまっていて中年はすっかりびっくりしました。
「こんなナマナマしいもの気恥ずかしくて全然観てられないやないかーいっ」
と、一旦思ったのです。一旦。
ところが、一見おとぎ話風に見えはするけれども実際はファンタジーとしての恋愛を描いているわけでもなく、
「高校生カップルが普通に暮らしてるだけでこんなに異性愛中心主義が立ちはだかってくるものか」という日常の描写は非常にしっかりされています。
ちゅっちゅうふふと浮かれまくってすっかり私を困惑させた二人は、その一方でカップルになると同時に成すすべもなく厳しい精神状態に追い込まれていきます。
状況が悪くなってくると漫画よりは実写ドラマの方が、むしろ役者さんのもつ若者の存在感みたいなものがせめてもの救いにもなってきたりして
「やっぱりドラマはドラマでいいぞ」
となり、結局夢中で見るのでありました。
残り2話を残すところまでほとんど一気見してしまったので、ネットフリックスにおかれましては速やかに続きを撮ってくれることと、
あとコミックの最新刊が12月に発売予定なのでそれらを楽しみに生きていくとしよう。
原作は中学生英語で十分足りる、非常に読みやすいコミックなのでハマりやすい。
ちなみに今のところネットフリックスのシーズン2の白眉は英国の映画館で売るポップコーンバケツの大きさです。
座高くらいの高さがあるのでシートに座って膝に置くとそのまま顔だけ近づければ口に入る。本当にあんなサイズのポップコーンがあるんだろうか。