最近見つけたAmazon.jpのkindle unlimitedで読める超掘り出し物。
イギリスコミックの大家アラン・ムーアによる切り裂きジャックもの、”From Hell”の原著が、サブスク980円で読めるとはだいぶびっくり。
っていうか、どういう仕組なんだ。
From Hellについては、邦訳が出たことから存在は知ってはおりましたが、
「この印刷考えたら全然高くないのは分かっているが五千円はつらいなあ」というのに加えて、
「頑張って買ったとしてもあの重くてでかいコミックは腕力的限界のせいで最後まで読み切れないのではないか」
という恐怖心もあり、買うには至ってなかったものでした。
それがkindle unlimitedに入っているだけで手持ちのタブレットで読めるとなれば、その両方の問題はどっちも一気に解決してしまうとあって、見つけた瞬間ダウンロードしたものです。
1ページ9コマ1シーンの、見てるだけでうっとりする最高にかっこいいグラフィックノベルなんですが、その一方で、いかんせんなにが起こってるんだかよく分からない。
「私の中学生レベルの英語力ではだめなのかっ」
とちょっと思って調べてみたら、どうも日本語で読んでも一回ではなんだかよく分からないらしいことが判明。
「じゃあいいか、英語で」
ということで、あんまりよくわからないまま読み進めることにしました。
そもそもあんまりよくわからないもんだと思って読めば、分からないこと自体のストレスも減って、ただ緻密な世界観に没入できるので、ひょっとすると英語で読むのはいろんな意味でお得な可能性すらある(読み終わったあとで翻訳版を読みたくなって買ってしまう予感もありますが)
みすず書房がコミックのトレイラームービーを出してたのにも結構驚いた。
たしかにあの世界観をこうまとめられたら怒るのだろうというのはわかるものの、ざっくり状況の整理するのに見るには良かった。ごめんなさい。
グラフィックノベルは格安Fireタブレットの7インチで読むのですが、文字量の多い洋版コミックスになるといったんフルページのデザインを観た後ダブルタップでコマごとに送らなければ中の文字までちゃんと見えないのが正直面倒。
次のプライムデーあたりで”From hell”を読むために10インチタブレットを買ってしまいそうな気もする今日このごろでした。