晴天の霹靂

びっくりしました

『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』~なんとなく、大変だ

 

とんでもないものを見つけてしまった。

本当に大変だ。

 

Kindleストアを開いたら出てきたのである。

「おお、ゾンビ映画パロディもついにここまで来たか。なるほど」

と思い、試しにサンプルをダウンロードしてみた。

どうせタイトルによる出落ちとはいえ、かわいい猫の絵が見られるならば良いぞ、というくらいの出来心だった。

無料サンプルになってる最初の数ページで思ったよりずっと大変なことになっている。

世界に猫がいっぱいいるのだ。

 

ちなみにアマゾンによる作品紹介はこんな感じである。

人間を猫に変えてしまうウイルスによりパンデミックが発生。人類は猫に襲われ、次々と猫になってしまう。これは多くの仲間を猫にされた男の、世界を取り戻す戦いの記録――。全地球待望のキャットフルホラー、爆誕

 

要領を得ない。

しかしゾンビものの基本をきちんと踏まえて実に真面目に描かれてるところは好感が持てる。

しかもちょうど折り悪く半額キャンペーンなのだ。

「どうせいつか買うなら、今買うのが一番いいってことか」

いつものように言い訳をしながら、つい製品版を買ってしまう。

読み進めば猫また猫、である。

ただ猫の絵が描きたいだけなんじゃないか。

そして世界の終わりと猫といえば、もちろんシガニー・ウィーバーの出番でもある。

いろいろなツボを実によく分かっていらっしゃる。

つい、セール対象でもない二巻もふらふらと買ってしまう。

 

これまた、世界の終焉には絶対に欠かせない「対策本部物」だ。

本当に王道をよく踏まえている。

「超絶可愛猫特設災害対策本部」が設立されるが、もちろん猫をもふもふできなくなった人類に未来はない。

とにかく色々あってなんとなく結構たいへんだった。

 

思うに、世界の武器はもう全部猫になってもいいんじゃないか。

いっぱいいるとなんとなく大変なんだから。

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ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 第二巻

 

第三巻が秋頃発売予定だそうで、どうも猫による新世界が来るらしい。

どうせまたすぐ買ってしまうのだ。