とにかく寒いと思ったら冬至であった。
ちょっと油断しているとすみやかに夕方になる。
寒いのでカルディのシナモンティーをびっくりするほどガブガブ飲んでいる。
シナモンは思った以上に身体があたたまり、429円となかなか手頃。
しかし、あまりにも大量に飲むので少し飽きてくる、というか、より一層強い刺激を欲しくなってきて、ついでに他のハーブティーなども物色するようになる。
すごいのをみつけた。
原材料が「シナモン、チコリ(根)、いなご豆、生姜、カルダモン(種)、こしょう、クローブ(つぼみ)、ナツメグ、香料」である。
ハーブ系がもともと好きな人にはだいたい味の方向性に見当がつくであろう、鼻が曲がるような強烈な匂いのお茶である。
たまらない。
そしてめちゃめちゃあたたまる。シナモン、生姜、ペッパーと手変え品変え血行を促してくる。
お茶の後味がブラックペッパーというのは、ぴりっとしてなかなかいいものだ。
ハーブティーに馴染みのない人には「およそ口に入れてよいものの匂いではない」という感じであろうが、好きな人にはついつい飲みすぎる妙味。
それが証拠に、すごい勢いで飲みきってしまったので、また買いにいったら売り切れていた。
私の他にも馬のように虎のようにガブガブ飲んでいる鼻曲がり族がけっこう居るに違いない。
残念なことにベンガルスパイスは欠品だったが「他にももっと鼻の曲がるようなハーブティーがあるのではないか?」と売り場にある様々なブレンドをじっくり見てまわった。
私の鼻が嗅ぎ分けた「これもいい具合に曲がりそう」というブレンドはヨギティーのスロートティー、598円だ、ちょっと高い。
原材料は「有機甘草、有機フェンネル、有機ワイルドチェリー樹皮、有機シナモン、有機オレンジピール、有機アカニレ樹皮、有機カルダモン、有機ジンジャー、有機モウズイカ、有機クローブ、有機ブラックペッパー」とある。
やたらに樹の皮ばかり入ってる。
食品なのか異物混入なのか迷ってしまうような配合なのが、ハートにぐっと来て買ってみた。
私としてはもっと粗野でもっとしっかり鼻を曲げてくるブレンドに執着するのでちょっと物足りないのだが、こちらの方が一般的には受け入れられやすい味だろうなという気はする。
そんなわけで、ベンガルブレンドとシナモンティーを二本柱に常備しながら、さらなる刺激を求めて身体を温めるお茶を探している冬である。
シナモンが入っていると香りがとても甘いので、なんだかちょっと甘いものが欲しくなる時間帯に飲むのにものすごくいい。