晴天の霹靂

びっくりしました

地道に『鬼滅の刃』にキャッチアップしようとしている

 

 鬼滅の刃、コミックを読みはじめましたよ。

どうも大変に流行っているらしい、という噂はかねがね聞いていてちょっとアニメを観てみたりはしてたのです。

デザインが綺麗で、古風とモダンとミックス具合もしゃれているし

「なるほど海外でめちゃめちゃ受けそうなジャポネスク」

とは思ったんです。

 

が、私は本来、人が手替え品替えオッスオッスと戦い続ける状況に真剣な興味を持つタイプではないので

「そこで闘って主人公が勝つ予定なのはだいたい理解した。次いこう。」

などと思ってしまうわけです。

それから厄介なことには、命がけで闘ってる最中に来し方行く末を反省しはじめる主人公が苦手でもあります。

こっちの思考回路がアクション方面と言語方面を同時に追いかけることについていけないだけなのに

「あとで布団で悩めよ」

と思っちゃって、ごめんね。

若者は悩むんだよ。

 

というわけで鑑賞に一定の時間がかかるアニメ版はなかなか先に進まなったのです。

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

そんな折、こういうことをいうと大変無礼みたいではありますが、夜寝る前にニュース聞きながら読むのにコミック版はちょうどいいことを発見してしまいました。

 

そんなに深く考えこまずにぱっぱっと見ていくとデザインの良さとスピード感がちょうどいい具合に楽しめます。

「そうか、こういう感じで読めばいいのねっ」

と少年漫画の読み方をちょっと発見した気がいたしました。

最初から、インパクトとスピードとのど越しで読んでいけばいいのではなかったか。

(でもどう考えても膨大な手間と時間をかけて作ってある漫画を、インパクトとのど越しでぐいぐい読み進むことに対してはなんだか大変な罪悪感があるのだけど、それはいらない罪悪感なんだろうか)

 

 

色がきれいなアニメ版。

冒頭の雪景色と『羆嵐』を思わせる残虐シーンは結構ハマりました。

www.youtube.com

 

 

 笑っちゃうくらいの巨大羆に村ごと襲撃される怖い話だけど、寂しい雪の中の鮮血のイメージはなんとなく不思議なエロスも感じてぞわっとする。

羆嵐 (新潮文庫)

羆嵐 (新潮文庫)

  • 作者:昭, 吉村
  • 発売日: 1982/11/29
  • メディア: 文庫