暑くて本当に無理だったんでホラー映画見て来ました。
全然ホラーって感じではなかったけど、すごく可愛かった。
眉毛ないけどホラ可愛い。
『パール』は今劇場に行くと貼ってあるポスターの中で突出してセンスがいいのが目についていたんです。
で、夜になってもいつまでも暑くて「これ、家に居ても眠れないやつだな」という日に、夜道をキコキコと自転車飛ばして電車もない時間の上映回を見に行くことですね。
あの角から急に斧持った人が出てきたりして、とか思いながら。
本当にパールちゃんが可愛くて、気の毒で、ついつい固唾を飲んで見守るのですが、いい子なのにちょっと感情の表出が変なんです。
引くほど泣くし、引くほど自信を持つし、引くほど心を開くし。
「めっちゃ可愛いけど、これは不気味だわっ」
と思って、本当にハラハラします。
挙げ句、子供が虫を殺すテンションでもっとだいぶ大きいもの殺しちゃうし。
見ながら頭抱えつつ、八方塞がりなパールちゃんへの愛にあふれてしまう。どうしたらよかったんだ。
そういえば『ジョーカー』なんかも、これくらいユーモアに満ちたタッチで描いてくれても、十分に絶望も悲しみも伝わったのになあ、なんて思いながら大満足で観たものです。
本当に色々ちょうどいい映画だった。
一作目だけど時系列的には『パール』の60年後だそうです。アマプラに入っているので観る予定(前日譚である『パール』を先に観てもまったく問題なく楽しめました)