『フォード対フェラーリ』みてきましたよ。おじさん仲良し映画。
映画『フォードvsフェラーリ』予告編 ２０２０年１月１０日（金）公開
タイトルこそ『フォードvsフェラーリ』ですが、中身は別にフォートとフェラーリがバーサスしている映画ではなくて、より正確には「ダサい大資本家ｖｓカーマニア」です。フェラーリあんまり関係ない。そしてフォードはほぼ悪口言われるだけなのにこんな映画撮らせてくれるの、すごい。
なぜかずっと口をとんがらせているのでやたらに顔がおもしろいクリスチャン・ベールと、マット・デイモンがいちゃいちゃキャッキャしてるのをずっと愛でる映画でした。
マット・デイモンがポップコーンでクリスチャン・ベールをぶんなぐるシーンはもしかすると今年ナンバーワン萌えシーンになりうるのではないでしょうか。
しまいにはクリスチャン・ベールの場違いなほどセクシーな妻をふたりで共有してる感まで出てきて、「やれやれ、男の子たちったら仕方ないわね」の感じでちょっと離れたところで見守ってもらってからの、頃あいをみはからってコーラを差し入れてもらうあたり、もう完全に濡れ場シーンです。
そして父親がようやく大人になる瞬間を妻子がテレビで目撃するという新しいタイプのジュブナイルでもある。
男のロマン、セクシーな妻、権力者との闘い、友情、自分の能力を尊敬する子、エンジンの音、爆発。男の子の好きそうなものてんこもりの映画で、たいそう楽しかったです。
レース映画と言えば「RUSH」もとてもいい作品でした。
一方、人類最強のレース映画といえば『マッドマックス 怒りのデスロード』。
車の仕組みをよく知らないくせに妙に熱心に見てしまったので、車って限界まで早く走らせたければこうやって排気口（？）にガソリンを吹き付ける必要があると思い込んでいる節がちょっとある。
マット・デイモンもいつ、このようにガソリンタンク抱えてクリスチャン・ベールのボンネットに乗るのかと思って見てたけど、ついに乗りませんでしたね。
せっかくだからトム・ハーディーからも一吹き。あなたたちったらほんとばか。
