毎年見てるわけではないのですが、大河が三谷幸喜だというので久しぶりに見ました、『鎌倉殿の13人』。
歴史に全然詳しくないので、基本的には朗らかにやってくれさえすればありがたい。
から始まって
「これ誰だっけえーっと……米倉涼子?いや、米倉涼子じゃない方の気の強そうな人。うーん、小池栄子っ!」
「あ、これあれ。あの……半沢直樹の国税庁!あれ、違うかな?」
っていう感じが最後まで続いたのはちょっとびっくりでした。
中年のポンコツ海馬訓練企画、固有名詞思い出せるか大会。
どちらかと言えばこっちが悪いのは確かですよ。
忘れやすいくせに、まだ頑張れば思い出せる微妙なお年頃なのでついつい「固有名詞を思い出す」ということのほうに大幅なリソースを割いてしまい、結果、小栗旬が誰だったのかをついに理解できないのは、私の個人的な問題であることは否めない。
……でも、あんなにスターばっかり集めなくてもよろしくはないですかね。
「もっ、もうちょっとまっさらな頭脳で見るために、他のドラマで見慣れない役者さんに出てきてもらいたい」
と思ってしまったものでありました。
また和装の新垣結衣がコスプレに見えるのなんかも、つい面白くて変なタイミングでテンション上がってしまったりするわけです。
「逃げ恥」の時は彼女のなんとなく愚直そうに見える様子が随分かわいい人だなあと思ったものですが、時代劇装置の中にもってくると「素材の味を十分に殺した高級料理」みたいで、また見当違いにウキウキしますね。
脳トレにもなったし、次回も見ようと思ったのでありました。
歴史ものはあまり読まないのですが、どういうわけか遠い昔に永井路子の北条政子だけは読んでいたので、まんまと冒頭の姫様は当然駆け落ちする政子だと思ったもんですよ。はっはっはっ。