最近発見した個人的にすごいヨガの話をします。
ヨガ教室に一度もたりとも行ったことない宅ヨガ派のうえ、サンプル数は自分ひとりなので、話半分ということでここはひとつ。
アップドッグなど、後屈のポーズで腰を痛めないためにどうしたらいいのか問題です。
ヨガを始めたころに柔軟性が上がってきたのが嬉しくてやたらめったら後屈と開脚をしまくっていたら決定的に腰を痛めて以来、「後屈」と「腰痛」の、もちつもたれつお付き合いが長く続きました。
(開脚はやらなければいいだけなのでやめたのだけど、後屈は気持ちがいいし、ヨガの基本のひとつなのでやめられない)
とくに一番頻度が多いのがアップドッグです。
それほど強く反るポーズでもないので最初は平気だったんですが、だましだましやってるうちに怪しくなってきて、しばらくヨガそのものをやめ、治ったらまた反って、また痛め……みたいな感じでありました。
色々調べて、背中の筋肉が使えてないのと腹圧が抜けてるのがどうやら原因だ、まではわかったんです。
でもこの「腹圧を入れる」というのが、難しいじゃないですか。
背中を反るのにどうして腹に力入れてられるのか、理屈がわからん。
調べれば「おへそを引き上げる」とか「骨盤底筋前面を締める」とか、いろんな表現でのアドバイスを見つけるので、毎回、真面目にそのとおり意識してやってはみるんですが正しくできてなかったのでありましょう。
これがあるとき、急に思いついてしまったのです。
「足指をグーに握ったまま反れば腹圧は抜けないんじゃないか」
ということに。
足の指の操作と体幹の奥の方の筋肉がどうも関連してるっぽいのはずっと気付いたのですよ。
これは洋式のお手洗いに座った状態で腹圧掛けるのが苦手なタイプの人に超おすすめしたい案件なのですが、トイレで思いっきり足指じゃんけんをやると、「おおっ、こんなふうに勝手に腹圧入るのかっ!」ってなるのよ、ほんとに。やってみて。
そんなわけで昔から知ってた知識だったんですが、なぜか今までヨガに応用するという思考回路がなかったのも不思議なもんです。
そんなわけで足裏をグーにしたままアップドッグすると、反れるところまで気持ちよく反っても、どこも痛くならないのでありました。
だいぶ長い間試行錯誤の上うまく行ってなかったポーズなので、ちょっとした思いつきでいきなり改善したには感動した。
サンプル数イチなので、あんまり言い触らすもんでもないが身体操作方法の実験としてはわりと興味深いことではありませぬか。
足の指、やっぱり大事だな、と思って指の関節からきちんと反って歩けるようソールの柔らかいウォーキングシューズを買いました。ちゃんと使って歩いてると、足の指も前より自由に動かせるようになって、やっぱり靴は大事ですね。
ソールがよく曲がってしっかり足先を使える。プライムワードローブで11足試着してしつこく選んだのでありました。ありがとうアマゾン。
背中の筋肉がうまく使えない件に関しては毎晩「骨盤職人」でめちゃめちゃほぐしています。最近は人から肩とか肩甲骨周辺を揉まれても悲鳴を上げて逃げまわらないくらいまで柔らかくなってきたので私もちょっと驚いている。