第一回放送観ましたよ。
思ったより面白かったので良かった良かった。
やはり「人が生きてる感じがしないセットと衣装」とか「現代人にしか見えない表情と仕草」とかを脳内変換しながら観るという負担は感じるものの、壮大な女地獄絵巻を書くことになる女性の幼少期を具体的に想像してみるってのは、やっぱり基本的に面白いですね。
しっかり虚言癖があって自己顕示欲が強くて感情が激しい少女として描かれていたので「まあそうですよねえ。性格のいい子だったらあんな小説書かないですもんねえ」と納得しつつ観たもんです。
精一杯社会に適応せんと頑張った挙げ句、まったく幸せにならないまま死んでいく良妻賢母型の母の姿をみて「あれ、これってそもそも最初から全部間違えてるんじゃないか」と気づくというのはおそらく千年後の母娘間でも連綿と起こり続けていることで、女親の死によって人格スイッチオン、というのは、現代人として観ていても共感ポイントが高かったです。
そういうわけでこれから延々と紫式部の地獄めぐりがはじまるのかと思うとそれは楽しみなのでありますが、だとすると次回から登場するであろう吉高由里子はちょっとキャラクターが陽気すぎて地獄感薄いのではないか、というのが目下の心配。
kindle unlimitedに入っていれば読めるこれ、面白かったです。