母の戒名をつけたのは、私なのだ。 誰に承認を受けたわけでもないその戒名は、実家にたまたま余っていた細長いタイルに油性ペンで書き込まれ、しばらく骨壺に寄りかかって斜めに立っていたのだが、 毎日見ているうちに「これはあんまりだ」と思ったらしい父…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。