晴天の霹靂

びっくりしました

餌皿の前で呼ぶ猫着ぶくれて

 

お手洗いに俳句日めくりをかけること三年目。

今年はいよいよ図に乗るも甚だしく、三色ボールペンをセットで掛けておいて

「この句は何が面白いのか」

などと赤字でかきつけるなどの暴挙に及んでいる。

トイレだけにクソリプである。

クソリプ依存の人はむやみにネットに流さないでトイレに日めくり貼って書いていくようにすると、世界が美しくなっていいと本当に思う。楽しいよ。

 

 

暦で感心するのは、本当に気候を正確に言い当てることで、暦が「寒くなるよ」って言ってる日は本当に寒くなるし、

「暖かくなってくるよ」って言われると本当に暖かくなってくる。

AIに頼らずとも情報の蓄積というのはすごいもんだと、実感できる。

 

今朝は「大寒」と書いてあるのを見て「あれ、そうでもないな」と思った。

むしろ年明けにひどく冷え込んだのがいったん落ち着いたところだけに大寒を体感しずらい。

「まあ、暦はべつに予言じゃないから、いろんな年があるよなあ」

などと思いながら暮らしていたら、大寒が来たのだ、腰に。

猫砂を綺麗にしようと掃除機を持ち上げた拍子に

「これ油断すると駄目なやつ!」

という予感が駆け抜ける。

寒くなると筋肉が固くなりやすいので迂闊に動くとハプニングが起こりやすい季節、その蓄積の頂点としての大寒なのであった。

腰を暖めながらストレッチなどしつつ、「恐るべし、暦」などと考えていたら、今度は明朝から断水や停電の警戒が必要なレベルの大雪になると言う。

大寒である。