晴天の霹靂

びっくりしました

毛布揉む猫の真顔の黙示録

40代も半ばを過ぎて、何が一番びっくりしたかといえば、何もしていないのにいきなり気管にツバが入って死にそうになることだ。

明らかに私のせいではなくて設計がおかしいはずだと思うのだけど、インテリジェントデザイン説の人たちはあまりムセない体質なんだろうか、と毎回悶絶しながら思う。

私が神なら食道と気道はもうちょっと真剣に区切っておくよ。

 

最近糖質90%のど飴にちょっとハマっている。

たいしてうまいとかまずいとかいうほどの味もしないが、口の中がベタベタしないのがたいへんに快適で、ちょっとすーっとするところも良い。

普通の飴に比べると高いのだけど、ありがたいことに「そんなに美味しいというほどのものでもない」ため、食べ過ぎることもあまりなく、一度買えばしばらくもつから「まあいいか」というくらいの値段となっている。

 

「飴なのに糖質90パーセントオフということは、つまり私は今なにを摂取しているんであろうか?」

という根源的な疑問と、時々ふっと向き合ったりしながら、口の中がベタベタしないということに主な存在意義を置く謎の飴をなめつつ冬を超えるのである。

存在意義などあとから決まるのさ。