スラムダンクを見てきたよ。
実を明かせばバスケットはおろかスポーツ全般観戦音痴だし、スポ根もヤンキーカルチャーもどっちかといえば苦手だし、原作漫画もよく知らないし。
観客としては無礼なほど全方位的に興味ないタイプなんだけど、面白かったです。
スポーツは基本的に見ないんですが、それはたまたま縁がなかっただけで、詳しい人に「ここに着目すると面白いんだ」とか「今のアレはここがすごい」とか、そういうのをヤイノヤイノと解説してもらいながらいいプレイを見ればどんなスポーツでもきっと楽しいに違いない、ということは薄々思いながら生きてきてはいるわけです。
で、スラムダンクを見に行ったらちょうどそういう映画でした。
「このプレイはこの角度から見るとかっこいいから、ちょっと見て!」とか「この動きのときのこの目線がたまらんのよ!」とか「この選手、こういうバックボーン背負ってやってるの知ると泣けるからっ!」みたいな神の声を非常に暑苦しく押し付けられながら試合を一個まるまる見るのは、初めての体験。
なるほど映画ってこういうことができるのね、と、内容より作った人の熱意の暑苦しさにだいぶ感心しました。
あれはどういうことなんですか。実際にああいう試合が存在していてそれをほぼトレースして作ったっていうことなんですかね。
世の中にはあんなに滞空時間長い高校生とか本当に居るのだろうか。
なんなら作品として面白くなくてもいいからこういう野心的な映画ってもっといっぱいみたいもんだなー、と思って大変楽しかったです。
ポカリスエットもらったよ。