晴天の霹靂

びっくりしました

『RRR』~大予算大型猫映画来る

『RRR』を観てきました。

筋肉質の夏目漱石とパズーの親方がわっしょいわっしょい色んな手法で愛し合うのを三時間観続けるという穏やかならぬ映画でしたが面白かったです。


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タイトルを見ても何の映画かさっぱりわからなかったものの、公開前の予告映像に猫科の猛獣がいっぱい映っていたので

「大予算猫映画とあらば、観ないわけにはいくまい」

と心に決めておりました。

その点、大型猫描写は本当に全部可愛かったので超満足。

飛び出せ猫猫大パニック

よく見ると中にはなぜか草食動物が混ざっており、

「闘いに草食動物連れていっても意味ないだろ」

と思ったもんですが、どさくさまぎれに結構役に立っておりました。

使えるものはあまさず全部使って三時間。無駄がない。

 

漱石に筋肉がつくと最強になる

英国支配下の村で少年兵として仕込まれた漱石が、紆余曲折を経て

「いや、武装蜂起以外にも闘いの方法はあるんじゃないか」

と考え始めた話かな、と思って観ていたんですが、結局武器を持ち帰って故郷の民間人に渡したので

「あれ?そういう話だっけ?」

とちょっと慌てました。

途中でいったん違う話の流れになってから、急カーブでもとのところに着地したような気がするのではありますが、全体にハイカロリーで、数分前に起こったことをなかなか覚えていられないので、多少不思議なこともそんなに気にならないといえば気にならない。

勢いはすべてを凌駕するのでありました。

 

全体にサービス精神もりもりで、エンドロールまで気が効いてることは素晴らしかったです。

ポストクレジットシーンをねじ込んでまで、何の関係もない観客に無理やり長いエンドロールを見せようとするハリウッド映画はちょっとああいう方向でご検討いただけないものだろうか。

これほどたくさんのCGを使ってるのに、こんなにあっという間に終わるエンドロール観たのは初めてな気がいたします。

 

 

そして不思議で仕方ないナートゥダンスなんですが、これは特殊な撮影をしたものをコマを落として再生したりしてるってことなんですか。

それとも人口が多いと中にはこういう早送りみたいな動き方ができるすごい人もいるっていうことなんでしょうか。


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