晴天の霹靂

びっくりしました

猫と手遊びあるある

日も長いことだし、涼しい時間帯のうちにたっぷり遊んでおきたい猫がやけに絡んでくる。

「よしよし」とおざなりに手を伸ばすと、キックするやら抱きかかえるやらの大歓迎ぶり。

おおなんだお前、かわいいぞ。そんなに私のことが好きか。

興が乗ってくると親愛の印にこちらをやたらと舐め回す。

別にうれしくはないがグルーミングは彼女らの大事なコミュニケーションであるからして、ここはひとつありがたく頂戴しておく。

こちらから舐めてあげるわけにはいかないが、舐めてもらうぶんにはくるしゅうない。

狂乱気味に舐めまわしているうちに、どこからどこまでが飼い主なのか、どこからが自分の体なのかがわからなくなっていき普通に自分の毛づくろいをはじめてしまうのも猫あるあるだ。

自他の境界がわからなくなっているからと言ってうちの子が特別に深刻なアイディンティティの危機に陥っているわけではない。

別にいいけど、そこ違うよ。

別にいいけどさ。

 

やがて興奮が頂点に達するとついにかじる。

なんでだよ。さすがに理不尽だろ。