晴天の霹靂

びっくりしました

空気清浄機三台目 ~もはや全自動掃除機

我が家に三台目の空気清浄機がやってきた。

「”空気”が”清浄”って全体的に気の持ちようの話だなっ!」

と思っていたところから、あっという間にここまで数が増えるとは思わなかったもんだ。

 

 

最初の一台は猫を飼い始めてまもなく買ったものだ。

我が家の猫トイレは鉱物砂なので、使用のたびに細かい粉塵が舞っているのは間違いなく、これは実証が難しいのだが、体感として家電の寿命がみじかくなった気がしていた。

実際、静電気の起こりやすい電気製品のまわりに猫の毛と砂塵が寄る。

「猫トイレの脇に空気清浄機を設置すれば砂塵の問題は解決するのではないか」

と考えて導入したのが実に人生初の空気清浄機であった。

 

運転しっぱなしにしておくとフィルターを掃除するときに、目に見えて効果がよくわかる。

「これだけの量の塵をいままで空気中に漂わせていたのだから、まあ電気製品は長持ちしないよなあ」

と、フィルター掃除のたびに思ったものだ。

 

あんまり快適なのに調子づいて、もう一台を本の置き部屋に追加した。

人も猫もそれほど頻繁に使う部屋ではないが、常に運転しっぱなしにしておくと、確実に埃が溜まりにくくなる。

ブレーカーが落ちたあとなど、なにかの拍子に運転が止まっているとなんとなく匂いが違うのですぐに気づくくらい、あるとないとでは差がある。

何もしなくても埃を吸っておいてくれるので、頻繁に掃除機をゴロゴロ引っぱってこられないことに対する後ろめたさもなくなって快適。

 

「”空気が清浄””とか言ってしまうからなんとなく胡散臭いような印象がつきまとって仕方ないが、これはもはや全自動掃除機なのではあるまいか」

と思っていた矢先、夏を目前にサーキュレーターが壊れた。

主に脱衣所で洗濯物の室内干しの時や、掃除後に浴室を乾燥させたいときに使っていたものだ。

薄暑の季節にはデスク脇に移動させてきて扇風機代わりに室内の空気を循環させるにも使っていた。

小型でパワフルなので大変に愛用していたが、脱衣所で長時間使ってるだけであって軸のところに猫の毛やら人の毛やら糸くずやら色々噛みやすいのが気になっていた。

「ファンを回して空気を循環させるのが目的なら、これももはや空気清浄機でも良いのではないか」

と思って、持ち運びしやすそうなサイズで余計な機能のない、比較的安いものを探して買った。今のところ大変快適。

 

そんなこんなで、我が家にはなかば掃除機代わりに空気清浄機が三台ある。

どれもいい仕事してくれているので快適無精ライフである。

 

 

たいへん小型なのと吸気が360度なので置く場所の都合によっては画期的に便利。

ただ持ち手がないので、移動させながら使うにはそんなに向かない印象がある。

あと、コンパクトさと静音性はバーターになるので、常時人の居る部屋で使うならもうちょっと大きいサイズをおいたほうが圧倒的に快適。

三段階あるが、最弱以外のモードは結構うるさい。

 

私が買ったときは一万円くらいだったので、非常にコストパフォーマンスが良かったのだけど、今みたら4千円くらい値上がりしていて残念。

たいして広くもない家で使うにはサイズと静音性のバランスがとてもいいように思う。

背面から吸って、フィルター通して、上から出す。

猫トイレの横に、背面の吸気パネルを向けて設置。24時間良い仕事をしている。

 

買い足そうと思ったシャープ製が値上がりしてしまったので、値段で選んで日立にしてみた。

奥行きが他よりちょっと薄めなので、狭い脱衣所で使うには都合良い。

軽いし、持ち手もあるので部屋の中で移動させるにも使い勝手よし。