ハクキンカイロを買いました。
初めて使うので、とりあえず値段の安いミニにしてみた。
ミニだと最大持続時間が18時間、スタンダードで24時間。
数百円から千円くらいの値段の差でミニのほうが安く、交換用の火口はスタンダードでもミニでも互換性あり。
室内で使うのがメインであればミニで事足りそうでした。
3000円前後と、やや良いお値段はするものの、何から何までキャーかわいい。
ベンジンは「ハクキンカイロ指定」を使ってください、と書いてあるけれど、どうやらそんなにあちこちで売っていない模様。
最寄りのドラッグストアのカイロ売り場の隅っこに「カイロにも使えます」と書いたベンジンが置いてあったのでそれを買ってきました。459円プラス税。
内綿にベンジンを注入して火口を閉め、一瞬火であぶって反応を促すと、気化したベンジンがプラチナの触媒作用で炭酸ガスと水に分解されて酸化熱を発生します、と。ふむ。
しばらくすると本体は「アチっ」となるくらいの温度になるので付属のフリースケースに入れて大事に抱きしめます。
机に向かっていてパソコン操作の合間に手の平を温めたいというときはこれで十分ですが、せっかく長時間発熱しているのに手を温めるだけではもったいない。
直接肌にあたっても冷たくなくて、軽くて、自分にちょうど良さそうな長さの紐を突如編みはじめることになりました(久々の編み物で楽しい)。
手芸屋さんでキーホルダーパーツを買ってきて、フリースケースの紐にとりつけ。
胃のあたりを温めたかったので長めに編んだらおよそ85センチ、
「株式会社HKKIN」の社員証みたいになりました。
服の下に入れるのであればウエストのところでどうせ止まるので少々長くても邪魔にならないし、
服の上に出すのであれば素浪人の煙管入れみたいにウエストに挟んでしまえばまたぽかぽかして気持ちがいいので、長さは適当で問題ないようです。
いずれにしろ、手に持つだけでなく、なにかしらの身につけるためのアイテムあってこそ真価を発揮できるカイロらしい。
ちなみに首の下あたりのツボ「大椎」を温める構造で特許をとっている、というマフラー型カイロポケットも、どうやら快適なようです。
しかしむやみに値段が高いので、ネックウォーマーにポケットをつけて背中側を温めるタイプも試作品を作ってみましたが、室内で着用するにはちょっとかさばるような気もします。
暖かさと同時に身軽さを重視するときはネックストラップが便利です。
どう使うと有意義かを考えるのも含めて道具としての面白さに溢れていて大満足。
買ったばかりですが、朝から晩まで激しく愛用しているのでありました。
たまに自分から灯油ストーブみたいな匂いがするのも、なかなかノスタルジックでいいもんです。
こういう感じにコードストッパーをつけて長さ調整可能にし、ぐるっと背中側に回せば首の下の「大椎」を温めることもできるよなあ、などということを考えてもおります。
今週のお題「あったか~い」