【今日のオリンピック観戦】
オリンピックのハイライト集の中に「大人気!増田明美さんの詳しすぎる陸上解説」という特集があったので見てたんです。
そしたら女子中距離選手の解説で「今日のお昼はカレーとおにぎりとカステラだったみたいです」と言っておられました。
たしかに、増田明美さんのトーク力と取材力は凄いなと思ったもんですが、それ以外にもう一箇所すごいところあるな。
【今日のオリンピック読書】
東京には二人の敵がいる。ひとりは自民党都連幹事長だった内田茂氏、もうひとりは東京オリパラ組織委員会会長の森喜朗である、ということが書いてある本。
言い訳が長いときの猪瀬さんって、マフィア映画で調子よく喋ってるうちに話の途中でボスにいきなり撃たれる役の人みたいに見えるときがあって、なかなかスコセッシっぽいと思う。
以前森喜朗元会長の『遺書 東京五輪への覚悟』という本を読んだときに「猪瀬元知事のずさんな計画」というふうにわざわざ一章割いて名指しで文句を言っていたのでちょっとニヤニヤしたもんです。
一方、最近見つけたこの本は森喜朗を名指しで「東京の敵」呼ばわりしてたので、「もっとやれ」と思ってうっかり買ってしまいました。
「どれどれ、ここはひとつ両方の言い分を読んで交通整理をしてみようではないか」
などと、安易な野次馬根性を出して読み始めたのですが、なにしろ今日の気温は33.1度。
読んでいるうちに、「まあ、どっちの言ってることが正しいってこともないだろう」ということでギブアップしてしまいました。
そもそも覇権争いに言い分もなにもないのではある。
主な主張としては「猪瀬前都知事は計画がずさんなので俺がえらい苦労した」vs「森喜朗はお友達ばかり集めて組織を作るから全然ガバナンスがきいてない」ということでありました。
たぶん、どっちの言ってることも正しくて、そのおかげでオリンピックがこんなに大変な感じになったのでありましょうなあ。