晴天の霹靂

びっくりしました

2万円ほどフィッシング詐欺られたお話~プライム会費のお支払い方法に問題があります。

ネットで買い物するようになってもう随分長いですし、キャッシュレス決済にもすっかり慣れている今日このごろですよ。

フィッシング詐欺のメールなんてしょっちゅう見ます。

「こんな珍しくもなんともないものに、今どき引っかかる人いるんだろうか」

と思いつつ、削除すらせずスルーの日々。

今どき引っかかる人もちゃんといることを、自ら実証しましたよ。

 

 

ショートメールに、アマゾンからおかしなメッセージが届いたのです。

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冷静に見ればひと目で怪しいとわかる、amazon.co以下のドメインが不自然な、明らかな詐欺メールです。

ところがこの時、私はネットで使うカードの切り替え作業を行っていて、各サイトに支払い用に登録してある情報を新しいカードに書き換えるという、非常に面倒くさいことをやっておりました。

だいたい終わったものの、まだKindleで新しい本を買ったとき「支払い方法を確認して再度試して下さい」というエラーが出る状態になっていたので、

「切り替えたはずなんだけど、アマゾンに登録してあるカードももう一度確認しないとなあ」

と思っていたところに、向こうから飛び込んできた、支払い方法確認のメール。

先入観を持って見ると、ドメイン以降とか、案外確認しないものなんですね。

「はいはい、待ってました待ってました」

くらいの勢いでアクセスしてしまいました。

まさか自分が。はっはっはっ。

 

そしたら、結構よくできたページに飛びまして。

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疑問をもたないままカード番号とパスワード登録。その日は就寝。

ネットに登録してあるカードは使うたびにアプリで出金の確認をとる習慣があるので、その翌日Kindleで本を買ったときに、残高がおかしいことに気づきました。

 

11.157円という同じ値段で二度見覚えのない使用履歴。

しばらく頭に「?」が浮かんだあとで、正気を取り戻し、まずカードの停止とアマゾンのパスワード変更。

それから、なかなかつながらない楽天のサービスセンターに電話をしました。

「確定前なのでどこで使われたのか詳細な情報はわからない」ということと「お客様のミスなので補償の対象外」ということだけ言われます。

カード再発行の手順を聞いて電話終了。

それにしても話を聞いてて頭にうかぶのは、「確定前」であり、「詐欺」とわかってるんだから、確定しないでキャンセルしてくれたらよかないの?という疑問(デビットカードじゃなければもしかしたらまたちょっと事情違うのかもしれないですね)。

 

せっかく早く気づいたのにいたずらに確定を待つのも切ないものがあるし、なにかできることがないものか一応確認をとってみるか、ということで地域のサイバー犯罪の相談窓口にも掛けてみました。

結論としては「捜査は可能だが、使われたお金に関してきることはとくになし」ということでした。無念。

とはいえ、警察署の方はちゃんと詳しい情報を聞いてくれたので、打つ手なしとは言っても、情報提供も含めて電話してみてよかったなあ、とは思いました。

 

まさか、と思うようなものバカバカしい手法にひっかかって思うのは、詐欺が付け入るスキって、「リテラシー不足」じゃなくて、「思い込み」だったなあ、というところです。

「ああ、はいはい。これこれ」と思って、ろくに確認しないで大事な情報を扱うような心の油断って、実際あるもんですね。

 よりによってこんなにダサいフィッシング詐欺にひっかるとはなっ!

 

かくて、まだ切り替えも全部終わってないような真新しいカードを停止して、またもや再発行手続きをしたのでした。

詐欺なれば被害額がいくらでもありえたところ、2万円で済んだのだから、詐欺啓蒙講習代1万円と、ブログネタ代1万円だったと思い込むくらいのところです。

ほんと、冗談みたいなところでやられるもんですねえ。

(それにしても本当に奇跡的なタイミングで詐欺メールが届いたのは、よほど前世の行いのいい犯罪者だったんだろうか?)

 

 

 

 

www.npa.go.jp

各地のサイバー犯罪用相談窓口。被害届って出したほうがいいものかどうなのか、と思ったので確認のためにメールしてみたら、折返し電話をくれました。別にできることもなさそうなので、結果的には何もしなかったけど、親切な対応をしてくれたので色々聞きやすかった。