年末に「骨盤職人」を買いました。
何年も前に主に筋トレ界隈でだいぶ盛り上がっていたときに興味を持って、アマゾンでカートに入れっぱなしにしておいたのです。
私のアマゾンの買い物カートは、ほぼ「ほしいものリスト」化をしていて、出来心で欲しくなったものなんかがぽいぽい放り込まれていくんですが、たまると本当に買い物をするときに邪魔くさいので急を要するものは以外はいつの間にか削除されていく、というような使い方をしています。
そんな幾多の試練を乗り越えて何年もカートの中で「あとで買う」のポジションを占め続けてきた骨盤職人、2020年年末にしみじみと見て、これはもうさすがに買っても良いんじゃないのかな、と思った次第。
買った時点で5200円。申し訳ないが見た感じは2,3千円に見えて、それが長らくためらっていた主な要因でした。
なぜそんなに高いのか、というのは分からないものの、買ってみるとこれはなかなかありそうでない器具でした。
名前どおり主に骨盤まわりのマッサージのために設計されてるようなのですが、私は肩甲骨への効き具合が良いと思うのです。
肩甲骨の内側のところって自分でマッサージするのはほぼ無理だと思っていたところではないですか。
それが、玉の位置を内側から二つ目くらいにセットして床において上から寝て場所を調整するだけで、自重でグリグリ圧がかかります。
あとは、頭も気持ちが良いです。斜めにしてちょっと横向きに頭をのせ、こめかみとぼんのくぼにそれぞれ玉があたるようにしてじわーっと圧をかけると、これもなかなか、他のヘッドスパにはない効き方をします。
人にマッサージしてもらうのは、他人の手によって労ってもらうという経験でもあるから、そういう意味で器具が人力マッサージを超えることは永遠にないのは確かなのだけど、いくつかのポイントへの「自重がぐっとかかって緩める感じ」は中途半端な人力より強力な効き具合の場所もある、という印象はありました。主に肩甲骨。
自分で筋肉ほぐし系は、過去にフォームローラーの安いのを買ったことがあったんですが、今ひとつ使いこなせず手放したり。
あとはラクロスボールも持っていて、これも凝ってるところに使うと大変に気持ち良いのだけど、背中などはちょうどいいところに当てるまでがなかなかに厄介なのです。
それに危ないのでそのまま床にゴロゴロ置いておくわけにいかないというようなこともあってついしまい込まれてしまっています。
そのへんのちょっとずつ足りなかったところが全部クリアされていたのは満足でした。
上に寝るだけだから使い方が簡単だし、ひとたび床に置いたら位置の調整もしやすく、勝手に転がっていかないので手の届くところに出しておけば「ちょっと凝ったな」と思った時に上に倒れ込むだけですぐつかえるし。
この冬は非常にせっせと使っております。
しまっておく用の巾着袋がついてくるんだけど、こういうのを継続して使うコツはとにかく目についてから使用するまでの手数を減らすに限ると思うので、このまま出しておくのが一番。
「骨盤職人は良さそうだけどなぜこんなに高いのか」の疑問を見透かしたように廉価版の「ツボぐりぐり君」なるものが売っていたので、ちょっと悩みどころでした。
しかしこれでも三千円は超えるのだし、安いフォームローラーを買っていまひとつ使いこなせなかった経験も踏まえて、あえて骨盤職人の方を選んだ次第。
こっちでもよかったのかしらん。
お題「#買って良かった2020 」