Amazon photoで写真を整理しているので
「何年前の今日こんな写真を撮ってましたよ」
というようなことをしばしば勝手に知らせてくるのです。
目を留めたのは、我が家の虎猫があまりにも見事に背筋をのばして直立してる写真だったからで、その珍妙な姿がさすがに懐かしかったのです。
おそらく窓の外に鳥か何かが見えた瞬間の動作ではありましょうが
昔はずいぶん頻繁に直立していたもので
「本当は二本足で歩けるんだろうな」
という疑いさえ抱いていたものです。
気付いてみればいつの間にかそんな姿勢はとらなくなっており、
思えばあれはまだ子どもで身体が軽かったから可能だった動作だったのかもしれません。
この時、何歳だっけ?と調べてみれば生後半年ほど。
この子もこの秋がくれば六歳です。
巷によく言われる計算方法で人間年齢に換算をすればもう40歳くらいということになるらしく、この子いつの間にか同世代、そしてこの先は追い越されていく一方かと思うと
急に何らかのざわめきが来て、慌てて考えるのをやめたりするのでした。
心の準備のないところにいきなり投げつけられる思い出は危険。