最近『鬼滅の刃』という漫画を読んでいるんです。
これが、実は、よくわからない。
アクションシーンで、誰がどこで何をやってるのかが把握できず、そこで考え込んでしまうと先に進まなくてつらいので、「できるだけさっと読む」という方法を心がけて無心に先にすすみます。
たぶん、私が少年漫画というジャンルに慣れていないので読み取れないのであろうからこれは仕方あるまい、と。
そんな中、ふと出来心でいわゆるジャンプ漫画というものは他はどうなってるのかと『ジョジョの奇妙な冒険』のサンプルをちょっと覗いてみたのです。
かなり違うではないですか。
最初に状況説明の大きな引きの絵が入っているし、関係性の理解の助けになるカットバックなどもふんだんにあって映画見てるように理解ができ、視野が広々しているから読んでいてだいぶ気持ちがいい。
「私でも普通に読んで理解できる少年漫画もあるじゃないのっ」
という大発見をいたしました。
そして嬉々として漫画好きの友人に報告してみるわけです。
「私が見たところ、どうもジョジョの方がだいぶ理解しやすいし、絵を見ることの生理的な快感も大きいと思うのだが、なぜみんな『ジョジョ』ではなく『鬼滅の刃』を読んでいるのであるか?」
そうすると、さすが詳しい人はこういう素人の意見に的確に即答するものです。
「みんなはジョジョをすでに読んだうえで今『鬼滅の刃』を読んでいるのであるから、遅れてきたやつは静かに読め」と。なるほど。
困ったのが、せっかくちゃんと買って4巻まで読み進んだ『鬼滅の刃』より、うっかりサンプルで読んだ『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース』(まったくタイトルが覚えられない)の方が、続きが気になってしまっているのでありますが、
限りある予算の中で次に買うべきなのは『鬼滅の刃』の続きなのがジョジョなのか、どちらが大人として倫理的に正しい行いなのか判断が難しいもんですね。
『鬼滅の刃』がなぜあれほど流行っているのかと言うことに関しては本当に興味あるんだけどな。
あと、ご多聞にもれず、作者の荒木飛呂彦さんの写真を見かけるたびにネットで年齢を検索して「ひーっ」と驚くのは好きだったんです。
こないだ新型コロナウイルスの告発動画でかなり話題になった岩田健太郎教授を見て
「やっぱり若い人は正義感が強いのだな」
などと、いろいろ調べていたら年齢49歳とあったので「ひーっ」ってなりました。
あのジャンルの顔は、歳とらないようにできてるんですかね。